第4号  1998,4,18(土) 東京のある小学校 5年2組

「20世紀を駆け抜ける」 インターネットバージョン


委員会活動始まる

 今週からいよいよ委員会活動が始まりました。今年の5年生はおとなしいねえ、と、あちこちの委員会の先生達から言われました。6年生と役割を分担するのですが、なかなか立候補がなかったというのです。そういえば、そうかも知れません。チャイムがなってから廊下へ出て遊んでいる子はいないようですから。
 それでも、やるときはやっているんですよ。例えば、昨日の「1年生を迎える会」。内容は係りの子が全部決めました。
 しかもこちらは1回の練習で良いかと思っていましたら、その出来具合に納得がいかなかったのか、残って自分たちだけで練習するという意欲を見せて嬉しく思いました。そのせいで、上手に出来ました。
 また、スポーツ大会の縦割り種目を決めるのも、学年種目を決めるのも、6年生と一緒に頑張っています。もう高学年ですから、こうして6年生と一緒に学校全体の企画運営にあたることが増えてきます。
 その中で、責任を果たすことの重要さ、人のために働くことの喜びなどを身につけていてほしいと思っています。



私は、優しい子が好き

 先日、一人の子が給食をこぼして呆然と立ちすくんでいた時、近くにいた子がすぐに片づけをしてくれました。雑巾をとってきて床をきれいにするところまで一人でやってくれました。こういう優しさが好きです。
 また、別の時、風が強くて窓際の鉢が落ちて土がこぼれたときも、何人かの子がほうきを取り出してすぐに片付けてくれました。こういう気のつく子が好きです。
 更にある授業の時、なかなか私に指名されなかった子がやっと指されて、しかもそれが正解だったときに、回りの子が良かったねえと一緒に喜んでくれました。こういう優しさ、感激します。

 でも、こういう優しさとほど遠いところにいる子は嫌いです。
 「先生魚食べろよ。」って、自分だって嫌いなものは食べないくせに、自分のことを棚に上げて人を攻撃するような子は嫌いです。(笑)
 自分のことしか考えられない子は嫌いです。



おまけ

 後半は、子供に向けて書きました。
 口で思いやりをもって、とか、人には優しくとか言っても、なかなかそれがどういうことなのか分からないようです。どういうことが嫌がられることなのかも含めて、これから重点的に教えていきたいと思っています。





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