第8号  1998,4,28(火) 東京のある小学校 5年2組

「20世紀を駆け抜ける」 インターネットバージョン


突然ですが・・・ごめんなさい

 ここのところ、午後の授業などをお休みすることが何回かあり、敏感な子どもは「何か先生おかしいな?」って思っていたかも知れません。
 既に5時間目に子どもたちには話をしましたが、体調を崩し、引継の先生との調整をした結果、来週月曜日11日より1学期の間、お休みをいただくこととなりました。
 採用されて間も無く盲腸を患ったことはあるのですが、それ以来骨折くらいのもので、いたって健康に過ごしてきた私にとって、入院・手術という現実は、今もって信じがたいところなのですが、致し方ありません。
 5年のこの時期、高学年の基礎を培うためにも、そして遠足や移動教室を控えているということでも、大切な時期であるので、保護者の皆様には、ことさら申し訳ない気持ちでいっぱいです。本当にごめんなさい。
 さて後任は、○○先生にお願いすることになりました。教頭先生もバックアップしてくださるとのことです。特に○○先生は教職経験40年を越える大ベテランです。私としては、不安無く先生のご厚意に甘えさせていただくつもりです。また、○○先生とは2日間に亘り引継をいたしましたので、ご迷惑をおかけするわけではありますが、保護者のみなさまもご安心をいただきたいと思います。

 夏休みを終わって、一段とたくましく成長した子どもたちの姿を見ることを糧に、病気と闘ってこようと思います。
 それまで、この「20Cを駆け抜ける」もしばし休刊です。

 最後に、病気になってしまった私が言うのもおかしいですが、保護者の皆様の健康が有ってこそ、子どもたちの成長が望めるというものです。どうか皆様にあっても、ご自愛をいただきたいと思います。

 子どもたちそして保護者のみなさんと、2学期までしばしのお別れです。さようなら。



当然出る質問? で、どこが悪いの? ぜんぜん変わらないじゃない?

 そうなんです。現在のところ、ちょっと疲れやすいかなぁという程度で、生活上支障は全くありません。
 その異変に気付いたのは開校記念日の夜でした。胸に痼りを感じたのです。でも実は2月に人間ドックを受けていたので、「まさか?」って感じでした。主人に相談すると、これはおかしい・・・ということになって、急遽医者通いとなりました。かような事情で、ここのところ午後お休みすることが多かったのです。
 校長先生に出した診断書の病名欄には「乳癌」とあります。病院はヒ・ミ・ツですが、乳癌手術において日本で有数の著名な先生の執刀を受けることが出来そうです。その点、お休みするのは心苦しいのですが、私としてはラッキーだったと思っています。それでは。





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