第12号  1998,9,11(金) 東京のある小学校 5年2組

「20世紀を駆け抜ける」 インターネットバージョン


読書感想文から


 夏休み、読書感想文が宿題として出されていました。その中から、子どもの考えのよく書かれているなと思う文を書きだしてみます。全文は既に印刷して授業で使いましたので、ここでは抜粋です。()は本の題名。【】は子どもの考えに対する私の考えです。これをきっかけにお宅でもお互いの感想を述べあってみては如何でしょうか。

(傘をささないシランさん)みんなは働いて食事をして寝るという1日を過ごしています。その1日の中で、1つでも変わったことをすると刑務所行きになるなんて信じられないと思いました。僕はそんな国がいやだと思います。みんなと違うことがダメといったら何にもチャレンジできないからです。
【人間は十人十色。色々な考え方生き方があって良いですね。お互いにそれを認められる心の大きさを持ちたいと思います。ただし、ここでいう人と違うことは、わがまま勝手ではなく、あくまでも何かにチャレンジするという前向きの姿勢のもとでのことです。】

(クレヨン王国 春の小川)しっかりとした心で助け合うクレヨン王国の人たちはいい人ばっかり。やっぱり自然の中で生きていけるというのは、みんなの心が安げられるということだと思った。一番大切なのはお金じゃなくて安らげる心だと思う。そして、その手伝いをしてくれるのが、自然だと思いました。また、恨み憎しみをいつまでも続けていても、憎しみからはもっと強い憎しみしか生まれないことが分かりました。
【憎しみからはもっと強い憎しみが生まれる、その通りだと思います。人を許すのも心の大きさでしょう。いつも安らいだ心を持っていられれば、人をねたんで足を引っ張るようなこともなくなるでしょう。】

(僕の一輪車は雲の上)好きなこと、得意なことがあり、それがきっかけで誰にも負けないくらいがんばりやり抜くと誇れる物になる。誇れる物が出来たとき、うんと自信を持って堂々とすることだ。他人に胸を張るのではない。自分自身に胸を張るのだ。私は、自分が何かをやり遂げたとき、もっともっと自信を持ち、堂々と自分に胸を張る。そうすることにより、もっと自分が好きになり毎日が楽しくなるのだと思った。
【そう、人にばかり目を向けて意地悪するのは、自分に自信がないからです。自分が堂々としていれば人の良いところも素直に認めて誉めてあげることが出来ます。】




保護者会有り難うございました


 保護者会有り難うございました。それにしても、いつものことながらお茶やお菓子の用意をしてくれる委員さん、有り難うございます。今後も親子会などでお世話になります。 9月からの再スタート、船出はスムーズに出来ましたが、さて、これから先何が待ち受けているのでしょう。楽しみにしながら、何れの場合にも対応できるように、体力をつけていきます。

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