第13号  1998,9,17(木) 東京のある小学校 5年2組

「20世紀を駆け抜ける」 インターネットバージョン


読書感想文から(その2)


  感想文の第2弾です。5年生になるとこんな風に深く考えることが出来るんですね。

(日本の歴史)農民はききんになって食べる物が無くなると、草の根や木の皮を食べていました。とても驚いたのは河原の砂までかゆに入れていたことです。昔の人は大変だなあと思いました。だけど、昔に戻って欲しいこともあります。それは、化学がこんなに発達しなければ、今、木も多く空気もきれいで南極の氷が溶けるようなこともなかったでしょう。だけど、昔にも悪いところがあります。刀で首を切ることです。それを今の人たちは楽しそうに見ています。そういう人たちを見ると、どこが面白いのか分かりません。昔も今も、悪いことが沢山ありますが、未来は絶対に、生き物にとって住みやすい、自然一杯の未来になって欲しいです。
【子どもたちにどんな未来を残してあげられるか、どんな地球を受け継いであげられるか、大人の責任です。】

(象のいない動物園)この本を読んでから本当に上野動物園に行きました。そしたらトンキーの写真がありました。それはとても楽しそうな写真でした。それを見て、トンキーは戦争で死んでしまったけれど、本当だったらもっと生きていられたのにかわいそうだな、と思いました。日本では今は戦争をやっていないけど、他の国ではまだやっている国があるのはとても嫌です。苦しい思いをしている子供もいっぱいいます。
【戦争がいやというのを、身近な動物園を訪ねることによって更に強くしたのでしょう。本当にいつになったら人間の争いはなくなるのだろうと思います。この子どもたちに戦争の悲哀は絶対に味あわせたくないですね。これも大人の責任です。】

(ママごめんね)もし私が急性白血病になって、私も亜紀子ちゃんのように苦しくって字が書けなくて髪の毛が抜けカツラを使うようになっても精一杯生きたいです。今、ここに自分がいる、生きていると思うとすごく嬉しいです。
【命の尊さと危うさを、私は今回の体験で嫌というほど実体験しました。子どもたちはいつまでも健康であって欲しいと願うばかりです。】




プールおさめ


  プール終了。それぞれが記録証を持って帰ったと思いますが、昨年と比べてどうだったでしょうか。夏休みのプールへの出席は全校一悪かった5年生ですが、泳ぎは立派なものでした。ただ、どうも水泳は苦手、好きでは無いという子が多いのも事実のようで、この日も欠席を含めて11人も不参加という状態で残念でした。来年は是非全員が参加できると良いです。

○○先生から・・・先日素敵なお花を贈っていただき、恐縮していますとのことでした。思いがけないことだったので、と、ことのほか喜んで下さいました。

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