第16号  1998,10,13(火) 東京のある小学校 5年2組

「20世紀を駆け抜ける」 インターネットバージョン


先生、先生って言わないで

 どうもまだ依頼心が強いのか、先生という者に対する信頼感が強いのか、事あるごとに「先生」という言葉がでてきます。もめ事があっても「先生に決めてもらおうよ。」という次第です。
 でも、そろそろそこから脱却して、自分たちで決めるようになってほしいと思っていましたら・・・


できました

 仲良し集会でのクラス遊びでのこと。話し合いで「けいどろ」をやる事になったのですが、始まってみたら、
「○○が反則してる」
「□□が勝手なことばかりやってる」
「××が乱暴なことしてる」
と私の所に苦情が絶えません。それらを無視して何も言わないでいたら、そのうち何人かの子が「抜ける。学校に帰る。」と言いだしてグラウンドから外へ出てしまいました。
「あーあ、私が乗り出していかないとだめなのかなあ。」と、私の我慢が限度に近づいたとき、「もう一度、ルールをちゃんと決めようよ。」という声が出てきました。そればかりではなく、いじけて抜けてしまった子たちに向かって、「もう一度始めからちゃんとやるから、入ってよ。お願いだからこっちへきてよ。参加してよ。」という呼びかけがなされたのです。
 これにはもう感激の境地。その甲斐あってもう一度その場で話し合いが行われて、全員で遊ぶことができました。
 こういう動きが、たとえ一人でもでてくれたことは嬉しいですねえ。これが自立への第1歩。先生離れの第1歩。記念すべき1日でした。これだけでも有意義な1日でした。  後半は自由遊び。男子は3つ、女子は2つのグループに分かれて好きなことをしていました。


ドリルの残勉

 昨日は6年生の連合運動会で午後暇だったので、ドリルのチェックをしました。朝から教室は騒然として、休み時間にも必死でやっている子が何人もいました。
 「だから普段からやっておけって言ったでしょ!」と、私は強気で「許して」という言葉には耳を傾けませんでした。
 これに懲りて、日々の努力を怠るなかれ。



 明日、休みます。
 明日、病院へ行くために1日休みです。そう言ったら、「えっ?まだ治っていないの?」と言われました。それをはっきりさせるために、行って来ます。緊急に連絡等ありましたら、1組の○○先生の方へお願いします。

  ※明日の避難訓練、長袖長ズボンを用意させてください。(雨天中止です。)

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