都内のある学校 　　　　　　　６年２組 　学級便り 　　 �� ８（通算４８号） 　２００２年５月１７日 　　　　　　　　　　発行

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先生、違うよ･･･前号を配ってすぐに

（「委員長って、僕だって委員長でしょ。」・・・と○○君。そうでした。運営委員会の委員長でした。
「僕だって自分からやるっていったよ。」・・・○○君。縦割り班の班長の件です。
「縦割り８班の副班長、僕じゃなくて○○さんだよ。」・・・○○君、そういうことです。
この《ぐんぐん》を配ると子どもたち、よく読んでくれるんです。それがまた楽しみで、回を重ねています。

責任の取り方

　Ａ君の責任の取り方、感心しています。

• その１：先日、給食の食器を壊したときのこと。立ちすくむＡ君の代わりにＢ君がさっとほうきを持ってきて後始末をしていたので、私はてっきりそのＢ君たちが何かをした結果で、食器を壊したのかと思って、詳しい事情を聞きもせずに、まず怒ってしまいました。でも、Ａ君、「僕のせいで、誰かが何かをした訳じゃない。僕が悪い。」と言いました。Ｂ君は褒められることをしたのに、悪いことをしました。Ｂ君には謝って褒めてあげました。
• その２：体育館での組み体操の練習の時のこと。みんなが準備体操をしているときに、その間を駆け抜けるように走り回っている子がいたので、体操が終わったときにその子たちを立たせてお説教をしました。そのとき、Ａ君もさっと立ったので、一緒にお説教を受けました。でも、そのあと他の子が、「先生、Ａ君は最初は走っていたけど、体操はちゃんとやっていたよ。」と話してくれました。見ている子はきちんと見ていてくれます。

　この２点で、私はＡ君を見直しました。と言うのも、このごろ、注意されると何を置いてもいい訳ばかりして、自己弁護に終始する子が多いからです。こんなにすっきりと自分の非を認める子が、新鮮に映ります。

　組み体操の練習をしているときにも、失敗すると相手のせいにする子がいます。でも、そうして責任のなすりあいをしている限り、成功はしません。

　最近、練習の疲れが出ているようです。体調を崩す子が多くなりました。休養を十分にとって、本番は完璧な体調で迎えましょう。