都内のある学校 6年2組 学級便り 39(通算79号) 2002年12月20日 発行 |
まじめが一番
教師が宿題を出したり、子ども自身の生活習慣がしっかりしたりしていると成績に反映している ・・・(遠山文部科学相が17日の記者会見で)・・・先の全国学力テストの結果を受けての談話です。(たとえばここにあります)
その数日前には、こんな意見も新聞に載っていました。
☆以前の子供たちはきちんと宿題をやってきた。しかし、今は『やらなくていい』と言う親が増え、子供たちは勉強が『できない』ではなく、『やらない』になった。
☆親が子供に勉強を求めない家庭では、子供が勉強の大切さを実感できない。このままでは家庭環境によって、できる子とできない子に二極分化する。
さて我がクラスの場合、宿題は毎日出しています。が、きちんとやってくる子は約半数。残り勉強をすると宣言してやっと三分の二がやってきて、残りの約三分の一が残りという状況。
それでも、計算スキルは、答えを見ながらやっている子が多いという情報もあり、必ずしもやってきているから良しというわけでもないようです。
保護者会でも話しましたように、まじめな子とそうでない子の個人差はますます開くばかりです。
まじめな子は、
(1)宿題はやってきます。
(2)提出物もきちんと出します。
(3)掃除や当番もしっかりやります(これが大事なところです)。
反対にそうでない子は、
(1)宿題はいい加減です。
(2)提出物を出さないことが多いです。
(3)掃除時間は遊ぶ時間だと思っています。
(4)人から借りたものを返すという考えを持ち合わせていません。
というより当たり前のように勝手に持ち出して放り出しておきます。
(5)そして、この子たちに共通していえることは、見つからなければいい、という考え。
この辺りのことが、生活習慣がしっかりしているかどうかということになるのでしょう。
さて、これが文部科学相の言ったように、成績に反映しているかというと、まさにぴったり。おもしろいように合致しています。
算数は、3学期になると少人数クラスに分けて学習するということもあって、今、総復習をしています。これもただやればいいというのではなく、まじめに取り組んで自分の実力を正しく把握させて、クラス分けの参考にさせます。
まじめが一番です。