東 京 の
某小学校
3年2組
 学級便り
 第34号  3月22日発行

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一年間有り難うございました
  早いものですね。アッという間の一年間でした。幼顔の子どもから、ハッキリと自己主張できる一人前の顔へと変わりつつある子どもたちとの毎日は、驚きと発見の連続で楽しいものでした。何と言っても自分の言葉で、相手にわかるように伝えることができるようになったことが素晴らしいです。最近では、私の方がやりこめられることも多くなりましたが、それもまた楽しいものでした。
 例えば昨日、三年生の思い出を作文に書いていたときのこと。
「先生、運動会で何をやったっけ?」
「覚えてないってことはたいしたことじゃないってことだから、無理に書かなくてもいいんじゃないの?」
「じゃあ、勉強で忘れるってこともそういうことなんだ。」

【生活面】
 毎朝、「おはよう」という元気な声で始まります。わざわざ職員室まで来て「おはよう」って言っていく子もいました。「挨拶はきちんと」と話してからです。
 人の悪口を言うことより、いいところを見つけてあげることの方が多くなりました。「いいところを見つけよう」と話してからです。
 三学期は見違えるようにゴミの量が減り、教室がきれいになりました。「自分のゴミはゴミ箱へ」と話してからです。
 このように素直な子が多かったです。4年生になってもこの気持ちを忘れずに、良いことはどんどん吸収し実行できる子になって欲しいです。

【学習面】
 授業中の集中力が身に付いてきたのが嬉しいです。話の聞き方も上手になりました。ただ、発言する子が限られていたのが残念でした。気持ちではあるようですが、なかなかできなくて。4年生ではみんな勇気を持って発言できるようになって欲しいです。でも、班の発表など、やらなくてはいけないときにはみんな立派にできました。
 学習のまとめとして、音楽も国語も理科もグループでの発表でしたが、それぞれに工夫されていて見応えがありました。自分たちでやることを決めて、役を分担して、みんなにわかるように発表するということが、上手になりました。
 ドリルは全員が終わり、ということにならず残念でした。学習は日々の積み重ねが大事ということ、これから益々重要になってきますので、是非学習の習慣を身につけて欲しいです。


 こんな子どもたちとの毎日、本当に楽しいものでした。来年度はどんな成長ぶりを見せてくれるのか、更に楽しみは大きくなります。