学級便り 最終特別版 2005年 4月5日 発行 |
既に新聞の発表があったので、もう明らかにしてもいいでしょう。
異動のことです。
昨年度から、都の方針で異動の期間が短くなったために、異動せざるを得なくなりました。
願わくば、この子どもたちの成長する姿をずっと見ていたかったです。
「3年生の担任にはならないよ」という私の言葉に対して、「何年生になるの?」「職員室へ遊びにいってもいいでしょ?」と矢継ぎ早に聞いてくる子達に、返答に困りました。
嘘をついて別れたくはない、という思いがあったからです。でも、本当のことを言うわけにもいきません。言葉を濁したままの別れとなりました。
保護者の方にも、何も言わずきてしまったこと、非常に心苦しく思っています。
始業式になって、きちんと「さよなら」を言わなかったことを怒るかも知れませんが、許してください。
離任式の時には出席してきちんと別れの挨拶をしたいと思っていましたが、赴任先の行事とぶつかってしまい、難しい状況になってしまいました。
本当に楽しい2年間でした。いい子どもたち、いい保護者の方に恵まれたと感謝しています。
新しい学校では、6年生の担任です。また新しい子どもたちと出会います。それはそれなりに期待もし楽しみにもしています。
皆様も新しいクラス、新しい担任との出会いを楽しみ、よい集団を作ってください。前向きな気持ちこそが、それを可能にします。
別れといっても、近くに住んでいますので、きっとまたお目にかかれることもあるでしょう。
その時には、どうぞ一声かけてください。
いろいろとありがとうございました。
皆様のご健勝をお祈りしながら、お別れと致します。
本 川 順 子 .