第81号  1995,11,20(月) 東京のある小学校 2年1組


「のびのび」インターネットバージョン


10日。私が留守の1日。

 まず1時間目は△△△先生。学級日記に、楽しかったという感想文の横に、先生の話をまだ終わらないのかなーとジリジリしながら聞いている子どもたちの絵が描いてあって、大笑い。ご本人の弁によると、詳しく話してやったになあ、ということでした。よくできた印に黒板に絵を描いていってくれましたが、それを、「家宝だから消してはダメ」と、言われて困りました。そこで、画用紙に描いてもらえば残るだろうということになりましたが、それを頼みに行く子がいません。仕方なく、兄弟関係がある、○○君と○○君に行ってもらいました。カタツムリのおまけまで描いてもらって、今、黒板の真ん中に飾ってあります。

3時間目は△△先生。かけ算カードを作ったのですが、教室にその残骸が残っていません。(いつもなら、教室中がゴミ箱状態なのですが)「おかしいなあ」と言ったら、「本川先生の時は、どのくらい怖いかわかるけど、他の先生の時はわからないから、ちゃんとしたんだよ。」だって。
 どう思います?こんなのって・・・

 確かに教室はきれいでした。この日は掃除も簡単掃除だったはずです。
 図工の時に使ったであろう新聞紙もきちんと片づけてあって、感心しました。先日、教室がきたないという文を載せてから、三上さんがとてもよく気を付けてくれるようになりました。私がちょっと床を見ていると、「ゴミを探してるでしょ。」と言って、見つけるとすぐに片づけてくれます。
 ですから、きっと、10日も気を付けてくれたのでしょう。


「このクラスに愛着がわいてきたよ。」って。

 休み時間、2組と一緒に遊ぶと喧嘩になるんだって。
「2クラスしかないんだし、3年になるときには、クラスの半分ずつが集まって新しいクラスを作るんだから、仲良くしてなくちゃいけないじゃないの。」
「だって、2組強いんだもの。」(えっ、相変わらず負けてるのか・・・)
「そう、アウトでもセーフって頑張っちゃうんだもの。」(あー、そういうことか。確かに、うちのクラスは、人がいいというか、押しが弱い面があるな。)
「このままのクラスがいいよ。」
「ずっとこのままがいいな。」
そこで、最初の言葉。
「このクラスに愛着がわいてきたよ。」
(でも、次の日には、「2組と遊んで楽しかった。」という話もありましたから、そう心配することもないでしょう。)

 難しい言葉を、どんどん覚えています。この便りも、漢字がたくさん使ってあるのに、読みこなす子が増えてきています。そして、必ずと言っていいほどある私のミスを見つけては大喜び。・・・・参るなあ・・・・

 参ると言えば、私の魚嫌いはつとに有名。ある日の献立の中にその魚がありました。食べ終わった頃に、○君が食器をのぞきにきて、「よーし、合格。」って、おもむろにノートを開いてはんこを一つ。何かと思ったら、私の魚検査表をつくったのだということです。全部食べたら赤いはんこ。残したら黒いはんこ。○○君もそれをまねして・・・あーあ。


 面談の予定です。変更された方は、必ず連絡してください。特に話のある方は、あらかじめご連絡ください。(以下実際は面談の表が入っている)


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