第83号  1995,11,30(木) 東京のある小学校 2年1組


「のびのび」インターネットバージョン


さりげない善意

 先日、お掃除前に、○○君の机を、○○君の代わりにさっと後ろへ下げてくれた子がいました。(注:○○君は手の骨を複雑骨折して出てきたばかりの子)
 昨日、欠席した○○君の机に給食を配ってしまいました。その後かたづけを、同じ班でもなく給食当番でもない子が、さっと黙って片づけてくれました。
 やはり昨日、給食の時、殆どの子が食べ終わった頃、黙々と食器類の片づけをしていた子がいました。
 給食に関して言えば、牛乳瓶の後始末やら配膳台の汚れを雑巾がけしてくれるのやら、何も言わなくてもさっとやってくれる子がいます。
 みんなの始末の悪さが、こういう何人かの子の、さりげない善意で補われています。
 この子達は、決して、「私がやったんだよ。」と言ってきません。
 ですから、こちらが気がつかなければそれっきりです。
 見返りを要求しないこうした善意にあぐらをかいてばかりはいられませんが、大いに助かっています。
 他にも、学級文庫や絵の具も、最近はよく整理されています。
 きっと誰かがやっていてくれるのでしょう。


先生の口癖

 最近、クラスの学校新聞が大にぎわい。特に○○君が次から次へと題材を見つけては書きまくっています。○○君も○○さんもそれに負けじと頑張るものですから、すぐに紙がいっぱいになってしまいます。
 もう、4枚目に入ります。まさかこんなにいくとは思いもしませんでした。
 計画係とともに、本当にいい係りができた物です。

 その学校新聞の3枚目に、突如として、「先生の口癖コーナー」ができました。
 その1:2度あることは3度ある。(うん、確かによく言っています。怪我などするときって、不思議と続くんです。ですから注意をさせるときによく言います。)
 その2:かけ算を使うんだよ。(これは、本人はあまり自覚がなかったのですが、いま一番絞られているから、印象が強かったかな?)
 その3:ここにいる人たち、おじゃま虫。(これは、給食の時などに、私の周りに群れている子達を、日直さんに、「注意して席に着かせて」と頼むときによく言います。

 まあ、この3つ程度でホッとしていますが、見られているなあと恐れを感じます。

 そうそう、体育になると、○○君に「先生はどうせ、口だけ、見てる人でしょ。」と言われます。(先日の親子会の時の言葉を覚えていて、です。)

 これじゃあ、あんまり馬鹿なことはできません。ミスもないようにしないと。
 きっと、お宅でも、子どもたちの鋭い目が光っていますよ。



 学芸会の写真が廊下にあります。ついでの時にでも見て申し込んでください。
 12月半ば頃までにお願いします。学校へ来るのが大変な方は、私の方で、子供と一緒に選んであげてもいいですよ。


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