第84号  1995,12,12(火) 東京のある小学校 2年1組


「のびのび」インターネットバージョン


個人面談が終わりました。

 殆どの子が、楽しく通学しているとのこと、よかったと安堵しています。(ただ、最近ちょっと調子に乗りすぎているかな?という感もありますが。)
 そんな中でも、やはり友達関係のことと勉強のことが話の中心でした。

 友達関係について言えば、喧嘩はしょっちゅうですが、仲間外れにしたり一人の子をいじめたりはないようです。
 ただ、最近の自殺騒ぎでも、いじめた子のほうにその自覚がない場合が結構多いようですが、それはあるかも知れません。原因となる言葉使いの悪さも話題になりました。
 どんな言葉が人を傷つけるのか、その場その場で教えていきたいと思います。
 勉強については、文字の乱雑さ、漢字覚えの悪さ、読書量の不足、九九への取り組み、などについて話しました。宿題に関しては、もうそれだけで精一杯という子やら、特に作文には苦労しているということが話されました。

 とにかく子どもはこれから大きく成長します。いま、目先のことにとらわれていじくり回すよりも、待ちの姿勢で、見守りたいと思います。


 

落とし物・・

 男子のランニングシャツが2枚。サイズは、110と130。
 大掃除までに引き取り手がなければ処分します。



いま、私はいらだっています。


 クラスの子のことにではなく、最近のいじめによる自殺騒ぎにです。
 どうしてあんなに簡単に命を捨ててしまうのかということにです。
 この子達には、そんな世界とは縁のないまま大きくなって欲しいです。

 そのいじめの問題。ある日の新聞の投書欄に、「いじめは日本人の特質?」というのが載っていました。子どもの世界に限らず、大人の世界にも結構いじめがあるというものです。
 そうですね。子どもだけがいじめを知っているということはあり得ませんから。どこかで学ぶ何かがあるのでしょう。

 また、ある雑誌に、いじめられる子は、怒りの表現を知らないのではないか、ということが載っていました。これは、日本人が怒ることよりも周りとの協調を第一に考えて、「和」という言葉で包んでしまおうとする事の影響ではないかというようなものだったと思います。
 これもそうかも知れません。私も何度も、「みんな仲良く」という言葉を繰り返し言っています。仲良くしようとするあまり、怒りを抑えてしまうのかも知れません。
 しょっちゅう怒っているのは困りものですが、不正に関しては大いに怒ることも必要でしょう。
 といって、先日の他県の授業ボイコットのような、まず行動ありきというのも困りものです。詳しいことがわかりませんので、軽はずみなことは言えませんが、それまでに、どのような過程があったのかと思います。そこで親がどの程度関わっていたのかも問題でしょう。親に相談することなく突っ走ったとすれば、親は全く相談相手にもならなかったということですからね。

 怒り方も身につけさせなければならないのですね。


変質者が横行しています。


 露出したり、突然殴りかかったり、女子の下着の写真を撮ったり、ここのところ連続して出没しています。よくよく注意してください。


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