第13号  1996,06,13(木) 東京のある小学校 5年1組

「和の輪」インターネットバージョン


新しい友達が来ました

 昨年、一時期一緒にいた子ですから、大部分の子は、既に友達です。

前の日から、とても楽しみにして、待っていました。
これで、男子15名、女子14名の計29名です。

 名前:○○○○さん
 住所:○○区○○○1−2−3
 電話:3333−4444
 連絡網は、○○さんの後に付けます。

 また、△△さんの住所も変わりましたので、お知らせします。訂正をお願いします。
  ○○区○○○2−3−4 △△マンション123
  電話は同じです。


友達を大切にする学校にしたい

                           ○○ ○○


 班での話し合いの時のことだった。
「ちょっと、だまってろよ。」
友達がそういうのを聞いて、わたしは、背中がゾクッとした。
 別に、私が言われたのではなかった。ただ、一瞬 こわくなって、ゾクッとしたのだった。
 どうして、そういうことを言うのか、私にはよくわからなかった。ただ、その時の様子で言ったのかも知れない。でも、こういう、大げさに言えば、らんぼうな言葉は止めた方がいいと思った。こういう言葉を言われ続ければ、言われた相手は、必ずいやな気持ちになると思うし、こういう言葉がエスカレートしていじめになるケースだってあるだろう。
 そこで、私は、弟との会話の中で、どれだけらんぼうな言葉を言っていたかを思い出してみた。
「ちょっと、どいてよ。」
「うるさいなあ。」
と、こわいくらいたくさん言っていた。その時は、ムカッとしていたから、どんどん言葉が出てきてしまったのだと思う。いったんしゃべり出すと、言うつもりのないことまでどんどん言ってしまうのだった。しゃべっている人は、何とも思っていないが、言われた相手は、どんなにつらいだろうかと思うと、大きなこうかいをしてしまう。
 こういう言葉をふざけて言って、まだだいじょうぶかもしれないと思っても、それが、相手には、大きなショックを与えることになる場合だってあるのだ。まして、本気だったらどうだろう。それだけはやめてほしい。
「もし、自分が同じことを言われていたら・・・。」と思うことができれば、らんぼうな言葉も減るかも知れない。
 私は、そうやって友達を大切にする、いい学校にしたいと思う。


 言葉使いの悪さについては、私も、○○さんと同じようなことを感じます。
「死ね」とか「嫌な奴」とか、ほんとに背筋がゾッとするような言葉を、平気で使うのです。
 冗談でも、「死ね」とか「殺す」とかの言葉は使ってはいけないと指導していますが、今一つです。言葉だけと軽い気持ちでいるのかも知れませんが、○○さんの言うとおり、言われた方のみになって考えることもできなければ。



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