第26号  1996,11,06(水) 東京のある小学校 5年1組

「和の輪」インターネットバージョン


頑張る代表委員さん パート2です。

席替えだー!!!           ○△□○

 土曜日の朝の会の時間に、代表委員中心に席替えをしました。まず、みんなを席に着かせます。私が、
「席替えするから席について!」
と言ったら、すぐ着いたので良かったです。けれど、おかしかったのは、△△ちゃんまで席に着いたことです。こっちを向くと、
「えっ?僕も?」
「うん。」
そこが△△ちゃんのいいところです。何となくおもしろいところが・・・。
 みんな席に着いたらペアーを作ります。なかなか決まらない子がいても、○○さんおいで、◇◇君おいで、と言ってくれて、とてもありがたいです。やっとみんな組めた頃、先生が来ました。その時、▽▽さんが、
「私、まだ男子と組めてないの。」
と言うと、すぐに△△ちゃんがその場所へ行って組めるようにやってくれました。私は、その時、先生としゃべっていました。
「ごめんね。△△ちゃん。」
 けれど、私は思いました。△△ちゃんは、みんなからうるさいとか言われるけど、『まあ、うるさいけれど・・・』やるときはちゃんとやるからとても助かります。
 代表委員は大変だけど、これからも頑張ります。



学習発表会

 オリジナル発表会 (学習発表会と言うと、G委員の○○さんにこわ〜く訂正されます)の練習が終わると前号でお知らせしたように「日記」を書いています。その11月2日の分の◇◇さんの日記にこう書いてありました。

☆先生の言葉を聞いてハッとしました。◎◎先生に迷惑をかけないようにしたい。と。

 この日は、歌の練習日だったのですが、中だるみというか、子どもたちに気力が感じられなかったので、一言言わせてもらったのです。その後の日記です。
 既にお知らせしたとおり、◎◎先生のご主人が事故で、未だに危険な状態が続いているわけですが、それでも、行事があるからと休まずに指導してくれているのです。勿論、そんなこと子どもに関係のない個人の事情ですから、それを前面に出して、子どもにいろいろと要求するようなことは全くありませんし、してもいけないことと思っています。当然、◎◎先生もいつものように指導しています。
 でも、私は、自分の親を看た経験から、看病するというのがいかに大変かということに思いがいってしまって、◎◎先生の様子を見るにつけ、胸がいっぱいになってしまうのです。そんな気持ちがあるものですから、先日、◇◇さんと◎◎先生の話をしていて、つい涙ぐんでしまうということがありました。そんな様子を見たことや、先般おばあさんを亡くしたばかりという◇◇さんには、きっと、この日、私が言いたかったことの奥底の心情がそれとなく伝わったのではないかと思います。
 人が人を思いやる心、早く身につけて欲しいと願います。

そういう気持ちがあれば、次のような学年委員さんの愚痴もなくなるのではないかと思うのですが・・・

○音楽の先生が休んでしまった(クスン)。でも、おかげですべて決まった。
○今日は、あやとりをしている人がいなかった。ちょっぴり嬉しい。
○踊りがまだ決まっていなかった。決まっていたはずなのに。無念。
○練習を始めようとすると、まだうるさかった。
○学年委員がこんなに大変だとは思わなかった。
○今度こそ、話を聞いてもらいたいです。
○私たちは、朝早くから来て、こんなに一生懸命やっているのに、みんな聞いてくれないのでは、どうしようもない。運動会の時の委員さんに悪いことをしたなあと思う。

 何時になったら、学年委員さんたちの喜びの声が聞こえるのでしょう。






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