第27号  1996,11,13(水) 東京のある小学校 5年1組

「和の輪」インターネットバージョン


便利派?自然派?

 国語で、「一秒が一年を壊す」という単元を学習して、そのまとめとして、便利と自然保護とどっちがいいかということを話し合いました。
 圧倒的に自然派が多かったのですが、それではおもしろくないと言うことで何人か無理に便利派に回ってもらいました。中間は認めないと言うことで、極論も飛び出しましたが、さて・・・

自然派:この地球が無くなったら人間もいなくなるのだから自然は大事にしなくちゃいけない。
便利派:今便利なら後のことは知らないから、便利がいい。
自然派:人間も地球の一員なのだから、人間か勝手にわがままを言ってはいけない。
便利派:自動車があるから、家族で遠くへ出かけたりして楽しむことができる。
自然派:生活が不便になっても自然は守るべきだ。
便利派:友だちの家に遊びに行くことを考えて下さい。何で行きますか?行ってから、何で遊びますか?みんな便利になったものを使っているでしょう。
自然派:人間は贅沢になっている。必要のないものまで便利にしてしまっている。
自然派:便利に頼りすぎると、自分の頭で考えることが無くなってしまう。

どうもこの日は、自然派の方が旗色がよいようでした。



 

 今日が体育館練習の最後の日です。それに先だって、学年委員さんが、毎週月曜日に出す作文に次のように書いていました。

本番まであと少し(子どもの作文:1)

 学習発表会(というと○○さんに怒られるから、オリジナル発表会)の本番は金曜、土曜の2日間。それに向かって一生けん命練習して、何とか本番は最高の力を出すようにと頑張ってきたみんなを見て、私はうれしく思っています。
 オリジナル発表会のことがクラスで取り上げられ、私たち学年委員が決まったのは10月11日でした。
 △△先生や2組、3組の人たちと顔を合わせて、最初の話し合いをしてすごくうれしくなり、頑張ってクラスのみんなに伝えたのが、10月の14日。その時のみんなは、わかってくれたみたいだったけど、募集した絵や詩はほとんどなかったという状態でした。
 それからもう1ヶ月ほどたって、今のような結果になったのです。ガラガラだったろうかは、みんなのアイディアでいっぱいになり、グループでの活動も積極的にしてくれて、最初とはかなりみんなの行動が変わってきました。
 先生におこられたり、話が大もめしてうまくいかなかったこともあるけれど、みんながやる気を出して頑張っているので、すぐに解決します。
 本番まで1週間をきったというので、みんなの頑張りはもっとあがるかも!!
 みんながやればきっと成功します。


本番まであと少し(子どもの作文:2)

 僕は、学年委員の仕事は大変だと思いました。
 朝早くから会議を始めて、みんなに発表するのです。夕方までいて、次の朝に報告するのも大変でした。
 歌の最後に、学年委員の言葉があります。それをみんなでまとめ、1人ずついい言葉を言います。それから歌に戻って、終わりにしようと考えました。言葉を決めるのが少し難しいかなあと思いました。
 最後にしゃきっとして、すごくいい歌にして終わりにしたいなあと思いました。



素直な表現にはとても感動してます

 歌うときの子どもたちの表情を見て下さい。とても素敵です。
 また、最近の練習の子どもたち、一生懸命で、その響くような歌声に、「天使の歌声」って言ったら「オーバーな」と言われましたが、ほんとに素晴らしいです。



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