第35号  1997,01,31(金) 東京のある小学校 5年1組

「和の輪」インターネットバージョン


 ミシン縫いが始まりました。さてどんなぐあいになるのか、大きな不安を抱えてのスタートでした。

1回目〈紙を縫う〉

糸をつけないで、とにかくミシンという物に触れてみました。

☆思ったよりむずかしかった。けれど、だんだん慣れてくると簡単にも思った。今日はうまくいかなかったけど、これからは糸を使うので頑張りたい。

☆@ミシンが言うことを聞いてくれない。(最初)
 Aなれれば言うことを聞いてくれる。(最後)
 Bもっと上達していい模様をつけたいと思う。

☆お母さんが簡単にやっていたのに、いざやってみるとすごく難しかった。紙を押さえないとまっすぐに行くけど、めいっぱいペダルを踏むと、紙を持っていく力が強くて押さえているととても大きく曲がってしまって難しい。弱く踏んだら、まっすぐ行きました。コツも分かってよかった(楽しい)です。

☆練習の時はちょっと失敗したけど、本番はけっこううまくいった。

☆押さえを下げるのを忘れてしまったとこもある。曲がっているので、次から頑張りたい。

☆すごく難しかったけど、自分ではここまでうまくいくとは思わなかった。

☆思ったよりも難しかった。けど、慣れてくると、使い方が分かり、だんだんできるようになった。



2回目〈糸をつけて縫う〉

いよいよ糸をつけての練習です。

☆縫うときは簡単だったけど、縫うまでの準備が一番大変でした。

☆大変だった。何よりこれが一番最初の感想でした。やっと上糸やボビンをうまくつけられた!と思い縫ってみると、糸が抜けたりはずれたり。そのたび班の人に迷惑をかけました。でも、やっているうちに使い方ややり方を覚えたので良かったです。今度こそ、しっかり頑張らなくてはと思っています。

☆2時間目の終わる時間に間に合わなかったけど、きれいに縫えた。

☆前までは針をつけただけでとても嬉しかった。けれど、次の試練は糸付けです。私と○○さんで教科書を読み、先生に頼らずやってみたらできました。(けれど、少し○○君に教えてもらいました。)

☆上糸をつけるのだけにとても苦労した。つけたらつけたで、縫うと糸が切れてしまったり、糸がでなくなったりしてとても大変だった。でも、うまくいって良かった。まっすぐだけでなく星の形も作ってみた。苦労したが楽しかった。

☆はじめはやり方が分からなかった。先生が教えてくれたからよくできた。最初は、糸がプツンプツン、ガガガーと切れたりしたけど、最後にはできたからよかったなあと思った。

☆糸をつけてやったけど、とてもうまくできたと思います。上糸と下糸をからみ合わせるところもやっていくうちにだんだん慣れたりもしたので。初回だったけどうまくできて良かったです。

☆ガタガタしてよれてしまった。でも、近くの人に「教えて」と言われるくらいできた(上糸と下糸のやり方)。自分でも「もうできる」という自信がついた。

☆上糸をつけるのが大変だった。でも、失敗しても、自分で直せるようになったので良かった

☆○○君と協力して、ミシンで赤という字を書いた。うまく書けた。でも、まっすぐには縫えなかった。機械の方は、糸(上糸も下糸も)自分一人でできるようになった。

 と言うことで、何とか2回目まで終わりました。もっと大混乱になるかと思っていたのですが、○○さんの感想に書いてあるように、みんな自分たちでよく考えてやっていましたので、私はあまりお呼びもかからず、一部に専念できました。
 これも、今までなら「せんせー、せんせー」とまず頼ってしまう子ども達の姿から脱却してきていることを示す一例でしょう。
 そんな子ども達ですが、後始末に関してはダメです。最後に見回りをすると、ゴミが一杯です。でも、机の整頓は○○君が手伝ってくれたので助かりました。
 家庭科は、来週と再来週で雑巾を作ります。適当な布を用意して下さい。早く終わった子は、好きな小物を作ります。




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