通算第46号　　1997,05,07(水）東京のある小学校　６年１組

「和の輪」 Ⅱ インターネットバージョン

　既に、お耳に入ったことと思いますが、○○君が交通事故にあってしましました。幸いに、と言っていいのかどうか、右手首の骨折です。しばらくは不自由な生活を余儀なくされてしまいました。
　でも、周りの子が、「大丈夫、ちゃんと助けてあげるから。」と言ってくれているので、それに期待して、１日も早い回復を祈るばかりです。
　それにしても、自分が正しくても被害者になることもあります。事故はいつ自分の身に起こるかもしれません。十分すぎるほどの注意をしていきましょう。

U委員、縦割り班班長大活躍

　スポーツ大会へ向けて、連日の相談です。朝の会もその報告やら相談やらで、大変です。でも、それぞれが十分にその責任を果たしてくれているので、大安心です。また、要領も良くなって、その手際の良さには感心しきりです。よくぞここまで、と、その成長ぶりには目を見張るものがあります。

その１
　係りやスローガンを決めなくてはいけないので、学級会や朝の会、帰りの会に提案して、うまくまとめました。

その２
　マスコットの図柄を募集するのに、全校の前で説明したり、学級にも呼びかけて描いてもらったりの活躍でした。おかげで、小倉さんの作品が最終候補まで残りました。

その３
　縦割り班の競技を決めて、班長に説明しました。鋭く質問する古屋さんや高橋君を納得させる話術は見事でした。

その４
　「責任を果たす」ことがワシの目当てだとの言葉通り、みんな忘れて集まらなかったときにもきちんと１人だけ集まって感激させられました。乗りに乗ってます。

その５
　学年の種目を決めるのに、とにかく頭を使って大変です。次から次に難題が浮かび上がってきて、教師の方も頭を抱えていますが、何とかしてくれるだろうと期待させるに十分な働きをしてくれています。クラスをよくまとめています。

その６
　スポーツ大会とは別の内容の代表委員会の提案で、クラスの意見をまとめてこなければならず、小谷さんは、頭がどうにかなりそうと言いながら、伊東君と一緒に頑張っています。代表委員会は、今年の学校のお楽しみ会のようなことを計画しています。

その７
　遠足では本当に大変でした。班のメニューを決めることから、材料の分担、当地での活動の指示と大活躍です。途中の電車の中でも、常に人員点呼に気を配り可哀想なほどでした。あまり負担を多くしては、と思ったのですが、みんなそれが張り合いでもあったらしく、苦労以上に楽しんでくれたので、本当に嬉しく思いました。

　やりがいのある責任だと、嫌がらずに、本当に生き生きと活動してくれるのだと、こちらも「目からうろこ…」の思いでした。
　でも、遠足で言えば、感心したのは班長だけではなく６年生のほとんどにです。着くなり川に飛び込んで遊ぶ一部の５年生とは違って、黙々とかまど作りから火おこし、調理とこなしていたのですから。ただ、いつものことですが、残念な子もいまして、やっと味付けが終わるかなという頃になって、「先生、ズボンがびしょびしょになっちゃった。」と言ってくる６年生もいたこと。「そんなこと知るカー」状態です。まったく。
　でも、そんな一部の子など忘れるくらいに、６年生の活躍ぶりは素晴らしかったです。
　それが、更にこのスポーツ大会で発揮されること間違い無しと、今はその期待の方が大きく、楽しみです。

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