通算第58号　　1997,10,06(月）東京のある小学校　６年１組

「和の輪」 Ⅱ インターネットバージョン

連合運動会が終わって、ホッ。やっと一つ終わりました。
　その運動会、お天気に恵まれて、これもホッ。
　その日は、４時間目に給食を食べて、すぐに出発。早歩きで３０分の道のりを行って、やっとついたと思ったら一番最後の到着。すぐに開会式ということで、子ども達は大変でした。
　まずは持久走。その後に全員の１００ｍ走。それからは各人の出場種目があり、ハイライトは何と言っても綱引き。各校４７人の選手によって行われますが、うちの学校の選手のうち１９人はうちのクラス。それがめでたく優勝。
　いやあ嬉しかったですねえ。全員の力の結果ですから。他に○○君もリレーで優勝していますから、２８人中２０人が１位の喜びを味わったことになります。残りの８人がちょっと残念でしたが、でも、それぞれの出場種目で全力を出したようですので、満足感は味わえたのではないかと思います。
　ただ、終わったのが４時。それからまた歩いて帰ってきたら４時４５分。それもかなり速く歩いてです。ちょっと遠すぎます。また、授業時間を削ってですから、かなり厳しいものがあります。
　もっと余裕があればこういう行事も子どもを伸ばす一つとしてどんどん取り入れてやっていきたいと思いますが、先日発表された週５日になっての時間数を見ると、今より厳しくなりそうで、学校の流れは相変わらず、勉強勉強の１本槍が続きそうです。

秀吉と信長
◎信長は頭が良く、残酷な人だと思った。しかし、厳しい戦国時代に生きるためには、多少残酷な方がいいのかもしれないと思った。信長は、戦いに勝つために便利で新しい物を作ったり受け入れたりした。だから、鉄砲をたくさん使った戦法を思いついたのだろう。信長は、とても頭が良く冷静で尊敬すべき人物だと思う。もしこの時代にいたとしたら、信長の代で終わってしまった織田家の子どもになって新しい物を活用し。天下統一をしてみたい。（Ａ）
◎昔の人は、家族でも殺すなんでひどい。信長は、頭はいいけど人を殺しすぎだと思う。昔の人は、そうしなければいけなかったとは思うけれど、やっぱりかわいそうだなあと思った。もしこの時代にいたとしたら、危ないけど桶狭間の戦いや長篠の戦いを見てみたいと思った。（Ｂ）
◎最強だと思っていた信長が、少し油断しただけで負けてしまうなんて思っていませんでした。この時代は怖いんだなあと思いました。もしこの時代にいたとしたら、信長の最期の所で一緒に戦ってみたいなあと思いました。（Ｃ）
◎秀吉は、とてもすごい人だと思った。織田信長に一生懸命にお願いして、一生懸命に働いて、一生懸命戦って。きっとこんなに頑張ったので天下統一を果たせたんだと思う。百姓から天下統一なんて素晴らしいと思った。もしこの時代にいたとしたら、自分で城を築いてみたい。そして、秀吉の跡をついで天下統一をしてみたい。（Ｄ）
◎秀吉は、もとは百姓だったのだからそのつらさがわかると思うのに、百姓一揆をさせないように刀狩りをしたのはひどいと思う。天下を取るためには仕方なかったのだろうか？それと、太閤検地をしたのも、頭がいいとは思うがずるいというか、人柄的にはがっかりした。でも、政治的にはとてもすごいと思う。この時代にいたとしたら、身分のある人だけが楽な暮らしをするのではなく百姓にもそうさせたい。そうしたら、もっと上の人が変わると思う。（Ｅ）
◎秀吉は、天下統一して、更に明をとろうとして死んだ。つまり秀吉は欲張ろうとした。だから死んだ。僕だったらもっといい死に方をしたい。秀吉は欲張らなければよかったと思う。もしこの時代にいたとしたら、やっぱり秀吉みたいに天下統一をしたい。（Ｆ）

　社会の学習の一環です。子供が時代を、人物をどうとらえているか、それぞれの感じ方があっていいですね。

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