34番 水潜寺
とうとう最後のお寺に来た。ここはまた、秩父・板東・西国の100観音の最後の場所、結願書でもある。まずは延命の水で身を清めてからお参りとなる。最後ともなるとそれなりに感慨深い物がある。病気平癒を祈願して始めた札所巡りで、5年かかったが、この5年元気に過ごせて再発もなかったので、まずはめでたしめでたしということで、特に念入りに御参りをした。
本堂(観音堂)の前には、足型があって、そこで御参りをすると100カ所観音巡りに代えられるというので当然2人とも手を合わせた。
境内奥には「水潜りの岩屋」という清水が湧く洞窟があって、そこを身を縮めて通りぬけることで浄化され、再生して俗界に帰るのだということだったが、ここも危険があるというので今は立ち入りが禁止されている。
納経所では、満願グッズが売られていたけれども、特に色紙には気が行ったけれども、日付や氏名を書いてくれないらしいのであきらめた。境内を奥へ進むと、小石に般若心経の中の一文字を書いてお堂に納める所があった。順も則も、みんなのまねをしてそうしたのだが、家へ戻ってから写真を見ると、石と一緒にご芳志も入れなければならなかったのに気がついた。だけども、誰も石だけだったような気がしたが・・・。まだまだだと感じた。