〜鉾に上がる!観覧席付き!〜 宵山〜山鉾巡行〜後祭を観る! 祇園祭と源氏の故郷を訪ねて 2005年7月16日〜18日 |
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クラブツーリズム コースNo.28739 33,400円×2 |
7月17日(日) 朝弁− 京都宇治=御池通(約2時間。祇園祭・山鉾巡行を観覧席より見物)=二条城・神泉苑(30分。祇園祭発祥の地。義経と静御前の出会いの地)=八坂神社(夕刻より後祭の「神幸祭」を見物。)各自ホテルへ・・・京都宇治(泊) |
○祇園祭・山鉾巡行 観覧席は指定席が獲れていたが、バスがその近くまで行かれなくなってしまうので、早めに出発。9時頃にはそこへ着いた。座席は15ブロックのD列、10と11。まずそこを確認してからあとは自由ということになったので、我々は歩いて出発したであろう鉾を見るために、出発地点の方へ向かって行った。 しばらく歩いて市役所前の四つ辻まで行った。ここで方向転回があるのだ。大きい鉾を90度回転させるのは見物の一つなので、既に大勢の人だかり。始めはその一番後ろにいたが、何も見えないので、時間をかけて少しずつ体をくねらせてしっかりと絶好の位置へ移動した。 一番最初の「長刀鉾」は予定時刻よりやや遅れて到着した。この「長刀鉾」というのは、常に一番前に巡行することになっている。そして他の鉾は稚児の人形だが、ここは本当の子供を稚児として乗せる。おまけに女人禁制だという、特別な鉾だ。細い竹を車の下に敷いて少しずつ少しずつ回していく。少し回るたびに歓声が上がる。見ている方も力が入る。完全に回りきったときには大きな拍手が起こった。それを見届けてから、自分の席へ急いだ。 今度は座っていれば次々に全ての「山鉾」が見られる。 パンフレットなどの写真でよく見る「鉾」は、実は数が少ないのだ。他に「山」「傘」と呼ばれるものもあって、これらは規模が小さい。あっという間に通り過ぎてしまう。これはやはり実際に見てみないとわからないことだった。ただ、小さいからつまらないかというと決してそうではない。それぞれ、由緒あるタペストリーなどできれいに飾ってある。ただ鉾と違って音曲がないので寂しい気がする。祇園囃子の「コンチキチン」というのは、数少ない「鉾」によって行われるのだということもわかった。また、小さい「山」は身軽な分だけ、お願いすると目の前でぐるぐると回転して見せてくれる。これはこれで楽しめた。 お弁当を食べて、見学は13時で終了。 |
○二条城と神泉苑 何度も来ている所なのでさほど興奮することはなかったが、一通り見て回った。が、やはり暑くてたまらないので、集合より早めに休憩所に行ってアイスクリームを食べて休んでいた。 そのあと、神泉苑に行く。ここは静御前が雨乞いの舞を舞ったところとされる場所で、平家物語ゆかりの地というわけだ。ただこの大きさは、二条城造営でほとんどの域を失っており、ほんの申し訳程度のものが現存するだけになっている。 ところで神泉苑を出てくると、その脇が丁度山鉾(どこのものか失念した)の倉庫になっており、既に解体整理されて収納に取りかかっていたのには驚いた。 |
○八坂神社「神幸祭」 その後、八坂神社の近くまでバスで送ってもらって解散。ここでは御輿が3つ出るというのだがそのためのいい場所がどこかわからない。階段は既に人でいっぱいだったので多分この辺りだろうと見当をつけて我々は八坂神社の階段下で待つことにした。2時間近く待つことになるので、地面に座り込んで待った。向かい側の道路にも人があふれてきて、本当にここでいいのか一抹の不安もあったが、通りかかった祭り衣装の人が、ここは一番いい場所だねえと言ったので期待を大きくして待つことができた。 始めに馬の行列が出てきた。時代祭のように武者姿の人たちが歩いていった。 その後お目当ての御輿が来た。始めは子供御輿。それに続いて大人の御輿が3つ。これが我々の目の前に勢揃いして、八坂神社の神主さんの前で出発式をやるのだ。それぞれが勢いよく動き出すとそれはもうすごいものだ。それぞれが張り合うように「わっしょいわっしょい」掛け合うのだ。しばらくそれが続いてようやく出陣となる。整然としていながらも若者の勢いがすごい。圧倒された。元気をもらった。 山鉾巡行の静けさとは全く正反対の動そのものだった。 |
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