第二日目(2月10日)
男鹿湯本(0955)−5.2q→(1005)入道崎(1030)−133.2q→(1310)田沢湖畔・辰子姫の像(1330)−(1350)【名物きりたんぽ鍋の昼食】(1440)−→(1525)角館【みちのく小京都を散策】(1625)−1730【西木村・紙風船あげ】2100−【高速使って約115q】(2220)【夕食・横手】(2305)−(2350)小安峡【温泉露天風呂が好評】
宿泊:小安観光ホテル 鶴泉荘
今日はゆっくりの旅立ち。まず始めに、近くの入道崎へ行った。ここは丁度一昨日の土曜日にテレビドラマでやっていたので、楽しみにしていたのだが、撮影場所はわからなかった。波も穏やかで、違う場所のようだった。波が穏やかということは風がそれほど吹いてないということで、これは見学するものにとっては有り難かったが、穏やかな日本海は物足りない感もあった。ここは北緯40度ということで、それを示す石のモニュメントがあった。灯台もあった。
それからバスはひた走り、田沢湖へ。時間が早かったということで、辰子姫のところで下車。夏に来たときには満水で下へ下りることもできなかったのだが、今は護岸工事で水を減らしているというので、台座の下辺りまでしかなかった。といってもその周辺は雪に覆われている。それでもできるだけ近くへと行ってみたら、途中で順の左足が深く穴を掘ってしまった。則は大笑いするが、突然雪の中に落ちた順は、もうどっきりものだった。片足だけでよかった。その後は足下に気をつけながら写真を写して無事にみんなの元へ戻った。
昼食はきりたんぽ鍋。田沢湖畔のおなじみの店だ。これはいつ食べても美味しい。その後の自由時間に湖畔散歩としゃれ込もうとしたが、時々、辰子姫の時のように深くズボッと落ち込んでしまうことがあるので、そうそうにやめてまた食堂へ戻る。そこで振る舞いの甘酒と稲庭うどんをもらう。
次の見学は角館。ここも既に何度か訪れたことのある街だが、雪が積もっているときは初めてだ。風情を楽しもうと思ったが、それほど時間に余裕があるわけでもないので、とりあえずは有料の石黒家へ入って見学した。一応説明付きだが300円はちと高いか。それでも、時節柄のひな人形など飾ってそれなりの工夫はしていた。
そのあと少しフラフラしてまた有料の伝承館を見学。ひな人形や武具、樺細工などが展示してあるが、これもまあまあ。
そしていよいよお楽しみ、風船上げ会場へと向かう。
寒いというのでバスの中で寒さ対策。完璧に防備する。バスを降りてからカンジキもつけて、もうこれ以上ないというくらい準備ができた。会場は昨日よりもやや広め、という程度で校庭くらいなので端から端まで歩くことができる程度だ。回りをぐるりと地区のテントの出店が囲んでいる。
まずは、我々の願いを書いて飛ばしてくれるというみんなが参加できる紙風船のところへ行って、それぞれの願いを書いた。二人とも、健康第一と書いた。順は更に夫婦円満と付け加えた。
いよいよ6時から一斉打ち上げ。大きな紙風船、といっても実際は紙ではなく布。それに暖かい空気を入れて膨らませ、空に放すというものだ。熱気球を思い浮かべればよい。大きさもそのくらいあるのではないか。
次から次に打ち上げられる風船は見事なものだ。あげるときに火をつけるので、その明かりが天上で星になったようにいつまでも輝いていた。それが一つや二つではないのだからすごい。合計すると100個くらいになるのだそうだ。
後半になって、いよいよ我々の書いた風船があげられることになった。必死になってその箇所を探すと、順のは見つかったのだが、則のはペンの色が悪かったのか、とうとう発見できなかった。それでも、それは上空に舞い上がっていった。
2時間半近くがあっという間に過ぎた。なかなか見応えのあるもので、また来たいねえというのが我々の感想。
それからバスはひた走り、「花火の大曲」を抜け「かまくらの横手」に到着。冬祭りがもうすぐということで、あちこちに大きなかまくらが作られていた。思わぬもうけに大喜び。そこでやっと夕食。もう10時を回っていた。そこは「平源」という旅館なのだが、宮様たちも泊まったという由緒ある旅館で、写真や絹の蚊帳などが展示してあった。
更にバスは走り、今夜の宿に着いたのは日付の変わる寸前だった。風呂に入りすぐに就寝。