7月30日(金)
〔成都 九寨溝〕曇り一時雨 九寨溝泊
成都 岷山飯店(0588)−成都空港(0955)−(1030)九寨溝空港(1050)−(1220)神仙池入口(1505)−金銀灘・神泉・瑶池・青龍池・仙女池・蓮池彩池・神蛙池・模仏洞−(1715)神仙池入口−(1910)ホテル
【出発】
今日は九寨溝へ移動。以前はバスで大変だったらしいが、今は九寨溝に空港が開設されたので便利になった。ただし、この空港は山の上にあるので、天候が不順で遅れるのは当たり前という代物らしい。インターネットで調べても、4〜5時間遅れとか、ほかの空港へ着陸したというのが多く書き込まれていた。(実際問題写真のようなピークの真上を飛んで標高3000メートル以上のところに着陸した。着陸時に外を見て冷や冷やしたのは、昔の香港の空港の時以来で、久しぶりだ。)
【飛行機】
それを承知で空港に行く。案の定、遅れるというので、見込みのないまましばらくまたされることになった。やっと乗り込んだのが9時15分。まあ1時間半ほどの遅れですんだのだから、よしと言うべきか。
10時近くに飛び立つと、例によってすぐにおやつがでた。水も1本。ありがたい。それを味わう暇もなく、10時30分にはもう着陸。ホッとして外へ出るとものずごい雨。急いでヤッケを出して着込んで、それでも、午前中に着けただけいいかとお互いに慰めてバスに乗り込んだ(10時50分)。気温は9℃。寒い。
(写真で見ても、この九寨黄龍空港が新しいことがわかると思う。)
【神仙池】
11時5分に川主寺通過。この辺りになるとチベット風の建物が目に付くようになる。ヤクも目に入ってくる。そうなのだ、ここは中国というよりももうチベットの文化圏に入っているのだ。例によってチベットの旗がたくさんはためいていた。雨は上がってきた。
12時20分には神仙池入口に着いた。といっても本当の入口ではなくて、ここで小さいバスに乗り換えるのだ。ここで入り口のホテルで、飲み物サービスを受けてから出発。
細い山道をくねくねと上っていく。途中山崩れのところもあり、冷や冷やしながらも13時40分には3600mもある峠を通過。でも、息苦しいとかの感じは全くない。
14時5分に更に電気カート(ゴルフ場のカートを少し大きくしたような電気自動車)に乗り換えてまず、レストランへ。そこで昼食(14:10〜15:00)をとったあと、また電気カートで出発。川沿いに行くと小さな吊り橋があって、そこから歩いていく。
15時5分からいよいよ観光が始まる。
しばらくは木道の上りが続く。ここが一番きついと言っていたが、このあとも結構上り坂だった。長袖を着ていたが、暑くて暑くてたまらず、半袖にする人も多くなった。更に山道を登っていくとやがて少し開けた所についた。ここが本当の入口になる。
<翠碧亭>
トイレもあり、ちょっとした休憩ができる。目の前には水れん洞(左の写真)が見られる。右側から上るようになっているので、順路に沿って上り始める。
<金銀灘>
日が差していると金銀に光って見えるというのでこの名が付いたらしい。残念ながらそういう様子は見られなかった。ほとりにアツモリソウが1輪だけ咲いていた。
<神泉
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きれいに澄んだ水だ。そこに樋を伝って水が流れていた。それを則が口にしたので、順はあわててやめさせた。全く無防備な・・・
<瑶池>
エメラルドグリーンのきれいな水だ。ここに来ると段差もはっきりしていて、トルコを思い出させる。対面の木々がきれいに湖面に映っていた。
<青龍池>
ここは文字通り青い水の池だ。水中に沈んでいる木々がはっきりと見て取れる。青い色なのに、かように下まで見通せるほど澄んでいる。
<仙女池>
ここもきれいだった。ほかにどう表現してよいのかわからない。写真で見てわかるように、基本的には「黄龍」と同じで、パムッカレ(トルコ)状態の風景だ。
<蓮池彩池>
その名の通り、蓮の花のように段々いけになっている。もちろん池の水はきれいに青みがかって素晴らしい。
<神蛙池>
下まで見通せるのに変わりはないが、やや緑がかっているかな。深さが50mもある所があるらしい。
<模仏洞>
一番奥にあるチベットの洞穴。旗をくぐっていくと小さな洞があり、そこへ手を入れると何かさわるものがあるらしい。さわった人はみんなニヤニヤしていたので、たぶん男女のナニと思われる。
ここから引き返すのだが、来たときとは違った道を通っていくことになる。つまりは池の周りをぐるっと回って観光するようになっているのだ。
実際はもっと先があるのだが、通行止めになっているので、今回はここが一番高い所になる。これからは下る一方だ。気分的にホッとした。
<帰路>
時間的にも少し余裕があるので、もう一度写真を撮りながら、ゆっくりと戻ることにする。やはり一番、仙女池が綺麗なので、もう一度じっくりと(今度は反対側の方から)写真に納める。
小さい花もたくさん咲いていて、目を楽しませてくれた。アズマギクやエーデルワイス等しか名前は知らない。
17時15分に上り口へ戻ってきた。
【異変の前兆】
ホテルに戻ると、則が体の変調を訴えた。薬を飲ませて眠りにつく。
【ホテル】
格桑飯店 8317号室
一通りのものがそろっている。
【則裕 12,460歩・順子 9,012歩】