12月27日(木) イタリアへ
旅の初めはいつも楽しい。今回はイタリアへの旅。
朝は非常に早く家を出る。というのも久しぶりに成田エキスプレスに乗るから・・・というかJRの成田エキスプレス用の安売り切符が指定の列車が早い時間に設定されているからというのが、内実。列車はウイングエクスプレスといって、古い特急を使ったもので、いわゆる成田EXの車両とは異なる。荷物スペースも前後の一席をそれに充てているだけのもの。ただ、対面式の4座席タイプでないので、その分はよい。というわけで、8時過ぎには成田に到着。出発は13時30分なので、実に5時間あまりを成田で過ごす。その対応策として、JCBラウンジを利用して、2時間ほどを過ごす。
ところで、例によって語学がダメな我が家は今回もツアーなのだけれども、実にツアーメンバーは4人。これで、日本から添乗員が付いていく。一昔前のまるで新婚旅行のよう。Aさん夫婦と添乗員のBさんと我々の総勢5人だけ。ただ他のツアーも人数はそう多くないものが多いように見受けられた。これは飛行機も空いているかなぁと、期待していたがほぼ満席状態であった。
飛行機は定刻に飛び立つ。成田も混雑はしているというほどのこともない。パスポートコントロールもほとんどならばなかったし、確かにテロの影響が感じられる状態だった。それにしても今回の座席はまいった。座席そのものが狭い。JALの座席はだからきらいだ。ただ、今までビジネスにしか付いていなかった個人個人の液晶テレビが付いているもので、その分好きな映画やゲームも出来てよい。で、何がまいったかだが、窓側をとった我々の通路側の一つに座った男性が、すごいおそらくはアトピー性のもののように思う皮膚炎で、10秒単位で掻きまくるのだ。気の毒だが、我々もまた気の毒な乗客だ。12時間という途方もない時間を密室状態で過ごしたわけだから、そしてよせばいいのにお酒なんか飲んで体温を上げるものだからよけいに痒くなったようで、終いには隣に座った則までなんだか体がむずがゆくなってしまった。
まぁしかしそれも時間が解決してくれる。ミラノ郊外の国際空港へは定刻少し前に到着だ。この時期霧が発生することが多いらしく、どんぴしゃの時間について、ことはラッキーだと添乗員さんが言っていた。Bさんはイタリアに慣れているらしく、いまのところ去年のメキシコ旅行のようなことにはならずにすみそうな気配だ。これからもそうだろうが、総勢5人というのは何につけてもコンパクトでいい。通関した後両替したが、我々が両替を終えて後ろを振り返ると、びっくりだ。すごい数の人が並んでいる。コンパクトと書いたが、ホテルまでのバスはコンパクトではなかった。通常の大型バスに運転手を含め6人の乗車。バスは50分ほどで、ミラノ郊外のホテルへ着く。ホテルも人影なく、閑散としている。9時前には寝ることが出来た。非常に疲れた。(写真はミラノ空港での順さん)