2001年8月20日(月)
 ショトン祭見学と市内観光(2)

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<ポタラ宮>
 8時から朝食をとる。ホテル内の洋食レストランでのバイキング形式のもの。8時50分ホテル発。9時5分にポタラ宮の入り口につくも、渋滞なので道路の反対側の高台に登りその全景を撮影した。9時43分にバスを降りる。我々のバスは大型なので、途中の回転場までしか入らず、そこから少し登る。それだけだけでもけっこう息が切れる。9時50分入り口を入る。ラッキーな穴というのがあって、目をつぶって腕を伸ばし、うまくその穴に入れば良しというものだ。二人とも外れ。
 皆が穴入れに興じている間にも、少しずつ登る。9時55分に、そこから少し上にあるトイレに行く。ここはすこぶる高いところにあり、下を覗くと目が回るという説明があったので、順さんはいの一番にカメラを持って駆けつけた。確かにくらくらっとするほど穴の下は深い。
 10時5分建物の中に入る。今日は月曜日ということで、チベット人も見学を許されるという日なので(ちなみにこの他には水と金のみ、後の日は外国人だけ)、ものすごい人だ。注意していないとチベット人のバターを注ぐ御利益にこちらもあずかってしまうので、よけながら進む。それでも、頭の良くなる通路や料理が上手になる石釜はしっかりと体験してきた。本尊のところで、金属版に頭をぶつけると御利益あるというのも勿論のこと。則はわざと強く頭をぶつけて、脇にいる坊さんの笑いを誘うなどしっかり茶目っ気も発揮していた。
 上の方では、各代のダライラマの霊廟見学をする。 それぞれには、6代を除き、ミイラが入っている。ミイラはさらに土で固められ、人型になっているとのことだ。6代は二人いたのだが、これは最初のほうの6代目ダライラマ。ここは単に祭壇があるだけ。
 その後屋上へ10時55分に出る。10分間撮影タイム。内部は撮影料がかかるが、屋外は無料なので、盛んに撮りまくる。11時8分から白宮門庭でまた撮影タイム。ここは良く写真で見るビューポイントだ。そこの売店で買い物。本200元、お守り一つ30元で、それぞれの干支のを飼う。
 地元の人はこちらを登るという長い階段を下りて11時45分に駐車場へ着く。そこでしばらくバスを待ってまずはホテルへということで12時15分に部屋へ戻る。

<ノルブリンカでの昼食とチベットオペラ>
 それからノルブリンカへオペラを見るために1時5分に出発。ところが、一行の中に財布を落としたとかいう人がいて、添乗員も現地ガイドもそちらにかかりっぱなしで、我々が昼食にありついたのは何と2時近くになっていた。実に50分も待たされたことになる。しかもその昼食場所が遠かった。
 昼食はノルブリンカの公園の一角に、この旅行者の大きなテントを張った中で、手料理とビール・チャンの飲み放題となっていた。が、この後、チベットオペラを見ることになっていたので、我々は控えた。地元の人たちも裕福な人だろうが、車などで乗り付けて天幕を張ってピクニックをしている人もいる。出店も多い。こうした地元の人々の他の地味を分け与えてあげようとする旅行社の配慮か。則はカレーがあったので、喜んで結構食べていた。順には、チャンを含めてあまり口に合うものはなかった。
 オペラは3時から始まったらしいが、我々がそこへ着いたのは3時半。ものすごい人で、後ろからではとうてい見れない。が、こういう人混みに慣れた我々は(というか数々の祭での実践がものを言ってと言うべきだろう、チベット人の横入りの更に上を行って)、いつの間にか中央最前列にいてカメラとビデオを手にしていた。内容は定かではなかったものの、チベット人の笑いがあるところは何となく我々も笑える場面だった。若い男が酔っぱらってしまうのを、その奥さんがかいがいしく振る舞うと言った感じかな。これを4時40分まで見て、時間がなくなると言うことで、あわてて集合場所へ戻った。後から聞いたのだけれども、「ノルサンギャルポ」という題のオペラで、内容的には結婚にまつわるラブストーリーということだった。
 当初は、ノルブリンカのダライラマの居室を見るということだったが、多分財布騒ぎで時間を費やしたためだろう、これでホテルへ戻ることになった。夕食はホテル近くのレストラン。ネパール系の料理と言うことのようだったが、あまり感動はしなかった。というか、則は特にこのころ食欲が落ちていた。昼食べ過ぎたせいかもしれない。

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