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2009年4月20日(月)
飛騨高山温泉発(1000)・・・飛騨古川(1030〜1330)・・・赤カブの里(1414〜1442)=平湯IC(0454)=<〜中央道・諏訪SA(1615〜1630)・石川PA(1810〜1825)>=新宿(1900)

2−1 朝

 昨日遅かったので、junはゆっくりしていたかったのだが、例によって朝元気なnoriに寄っていつも通りの時刻に起床。それも朝市に行くためだ。陣屋も宮川も朝6時から開始となっているので、それに間に合わせた。(写真はホテルの窓からの朝日)

2−1−1 朝市 (0600〜)

  ホテルの横の道を真っ直ぐに粋と陣屋前に出る。5分程度だろうか。が、まだ準備段階で店は一つも開いていなかった。仕方がないので、宮川の方へ向かった。
 途中、川にかかるように桜が綺麗だったので、誰もいない中でゆっくりと自然を楽しんだ。そう、我々以外に殆ど人は見られない。昨日の祭りとは打って変わって閑散とした静かな雰囲気だ。
 宮川の方は既に何軒かは商売を始めていたが、数的には半分にもならない程度だった。こちらも準備中。
 仕方がないのでフラフラしながら端まで行き戻ることにした。その戻り道で、漬物屋のおばさんに乗せられて,漬け物を買った。今日初めてのお客さんだから負けておくよという言葉にヒョイと乗っかってしまったのだ。都合1550円のところ1000円也。お買い得間違いなし。
 陣屋へ戻ってみると,こちらもボチボチと開き始めていたので1周しながらめぼしいものを探し歩いた。季節の野菜など美味しそうだったが、持って帰るわけにも行かず見るだけ。ただ、前回同様餅が欲しいと思っていたjunは,とある店の前で足を止めた。ここのおばさんが威勢がよくて面白いのだ。息子の写真を前面に出して、この子が作ってるんだよ、とも言っていた。そこで黒米と餅を2つ買った。1200円の所1000円におまけ。
 どうも値段はあって無きに等しいようだが、これも朝市の楽しみなのだろう。
 もっとゆっくりするつもりだったのだが、いかんせん店の数が少なくて早めにホテルへ戻ることにした。時間があるので、駅前のコンビニまで行って昼食をゲット。

2−1−2 朝食

 荷物を置いてすぐに朝食会場へ。
 バイキングスタイルなので、好きなものを取ってくる。外国人の集団がいて驚いた。体が大きい人には、部屋が狭すぎるだろうなあ、と思ったが、大都市ではないのだから仕方ないか。

2−2 飛騨古川(1030〜1330)

 今日は古川祭りの2日目。屋台巡航と獅子舞、からくり人形や子供歌舞伎の奉納がある。
 バスを下りて真っ直ぐに昨日のお祭り広場へ行くと,既に9台の屋台が勢揃いしていた。
 その先頭の所で獅子舞が舞われていたので見学。それからしばらく屋台の写真を撮って出発を待つ。
 一番前の屋台は昨日も見た太鼓打ち。今日も元気よく上半身を思いっきり反らして太鼓を打っていた。そして出発式を終えていよいよスタート。

2−2−1 屋台巡航 (1100〜)

 少し先の曲がり角で待つことにした。直進してきた屋台はここで90度向きを変える。
 大きな車をきしむようにさせて回すのかと思っていたら、ここのは、二つの車輪が浮き上がり、下から出た小さな予備の車が全体を支えるようにして回る。なかなか効率がいい様で、割合と簡単に回る。といっても、大の大人が10人くらいで回すのだが。
 感心して見ていると、一つの屋台の人が、何故かnoriを呼び寄せて車体の下を覗かせてくれた。その仕組みを撮れと言うことらしく、大きな体を無理に縮めるようにしてその厚意にありがたく応えさせてもらった。後にも先にもこんなことをさせてもらったのは、このときのnoriだけだった。
 全てが目の前を通り過ぎて行ってから、出し物を見るために、その予定地へと向かった。
 神社の前にはちょうど御輿が到着したようで、社に収める儀式のようなことをしていた。この御輿行列だけは見逃してしまった。

2−2−2 子供歌舞伎 (1220〜)

    予めコースの予定表をもらっていたので、そこへ行ってみると既に前の方は巡航が止まって休憩に入っていた。
 まだ子供歌舞伎の開始までは時間がある。出演の子供達も衣装のまま、屋台の前に座って待っている。そこで我々もしばらく待つことにした。
 ようやく先頭の獅子舞が終わり、子供歌舞伎の番になった。弁慶と義経の役は、小学校2,3年生が担当するのだそうだ。毎年数が少なくなっていて今年は5人だけだとのこと。この5人で昨日と今日分担して行う。
 なかなか可愛い。それなりの仕草で、役を表現していた。大人達にも大人気で、盛んに大きな拍手を受けていた。最後には何度もポースを取って、大サービスだ。すっかり一人前の役者気分だ。

2−2−3 からくり人形 (1240〜)

     その向かい側で一つ目のからくり人形が始まった。
 舞台の高さがそう高くもなく人形も大きいのでよく見えた。籠を持った唐子が前に進んで台の上に乗せるとその籠から花が飛び出すというもの。見事に咲いた。その後、獅子頭を被った人形に変身し乱舞するというもの。この変わり身の速さにびっくり。花が咲いたと思って油断していると見逃してしまう。この一連の流れが見どころだろう。
 終わった後この花かごは人が回収する。
 からくりはこれ以外にもう一つある。一寸休んでから後ろの屋台へ行ってみるとちょうど始まる所だった。
 こちらは、福禄寿の肩にかけた梯子を唐子が登り、しばらくはそこでお愛想を振りまいている。調子のよいリズムに合わせて右手を挙げたり左手を挙げたりの動作が可愛かった。手拍子が起きたりもしていた。と、こちらもやはり突然、福禄寿の左手の亀が鶴に変わる。オーッという歓声も上がった。
 これは、高山祭・秋の八幡祭の鳩峰車から譲り受けたとされている。
 この日の記事が現地の新聞に載っていた。
 これでちょうど集合時刻になってしまったので、急いでバスに戻る。殆どの人が揃っていたのはいつもの通り。皆はこのからくりを見なかったのかもしれない。

2−2−4 バスに獅子舞

    駐車場を出て街の中心を出る頃ちょうど歩いている獅子舞の一群と出会った。すると、バスの運転手さんがドアを開けてその一群を中に入れた。入りたそうな顔をしていたと言うことだ。
 彼らは勢いよく中に入ると「獅子舞でござーい」元気よく挨拶をして、ざるを前に差し出した。そう、ここにご祝儀を入れるのだ。子供歌舞伎でもそれはあったのだ、人が多くて出来なかったし、気分も高揚していたので、我が家は200円をそこに入れた。

2−3 赤カブの里(1414〜1442)

     しばらくバスは走って休憩は、何度か来たことがある所。最後のお土産場所と言うが、我が家は特に買う物もないので、試食に明け暮れた。

2−4 帰路

 その後、平湯から高速に入った。道路はガラガラ状態でスムーズに走る。
 落ち着いた所で朝コンビニで購入した弁当を食べて、眠りに入る。
 そのまま帰るつもりが、石川PAで、目に入ってしまった信玄餅を購入。
 その後も全く渋滞に巻き込まれずに新宿まで走り続け、予定よりも早くに帰着。