2010年8月7日(土)
1-2 箱根港
箱根湯本へ着いてから、いつもとは違って直接バスで、箱根港を目指した。
バスは家族連れが多く、夏休み中であることを改めて感じた。その殆どが、ユネッサンで降りていった。
我が家は箱根港までいった。
とりあえず海賊船に乗ろうというのだ。勿論スタンプも忘れずに。
箱根港へ着いても少し時間があったので、湖の方へ行って見ると、富士山がきれいに見えた。山頂には全く雪が残っていなかったが、間違いなく富士山だ。今回は、もう富士山はいいねえ、といっていたのだが、こうして目の前にするとやはりシャッターを押している二人だ。ここから見るのは初めてのことだ。というか、見えると言うことを知らなかった。
それから、湖畔が濡れているのでよく見てみると、芦ノ湖の水があふれ出していたのだ。いつもなら降った雨を湖に入れるのであろうところから逆流してきていた。
同じ所と思っていても、自然は違った顔を見せてくれるものだ。
1-3 海賊船
観光シーズンかと思ったが、乗客はそれほど多くはなかった。団体が少ない。団体というのは、主に中国客だ。最近は中国の人や韓国の人が多く乗り込んでいて、何処の国へ来たのかと思うくらいだったが、今回は日本人が多かったように思う。
船からも富士山がよく見えた。これも初体験だ。今まで、見えないものと思い込んでいたのでいたほど見たことがなかった。駒ヶ岳のロープウェイも今日は動いていた。しかしながら雲が動いているので、これから山頂を目指しても無理だろうとあきらめた。
富士山が見えなくなると後は被写体になるものもないので、心地よい風に吹かれて過ごした。
今年の日本は猛暑列島で、何処へ言っても暑くてたまらないのだが、船上の風は冷たくて気持ちよかった。終点の桃源台ではたくさんの客が待っていた。
1-5 湿生花園
ここはjunが好きな所で、箱根に来ると決まって寄るというほどのところだ。
ただ、今年はこの猛暑であまり花は楽しめなかった。その中で一番の目玉は「ツチアケビ」。以前1回だけ見たことがあって、すごく印象に残っていたものだ。これが盛りの時期だったようで、随所で目にすることになった。
これでもラン科に所属する植物で、赤いのは実。
他に多く目に付いたのが、フシグロセンノウとナデシコ。フシグロセンノウもナデシコ科に所属する。
キキョウも多かった。キキョウといえば、紫色なのかと思っていたが、白いのもあった。
初めて見たのはナツズイセン。ピンクの水仙?と思ったら、ヒガンバナ科。葉が無く、これで有毒なのだそうだ。
水の植物としては、盛りは過ぎたが睡蓮、ヒツジグサ、ネムロコウホネ、蓮などが見られたが、その殆どがちらほらだったのに対して、今盛りだったのはヒツジグサだった。
前回の時には沢山花を咲かせていたハマナスは,赤い実を沢山付けて姿を変えていた。
一回りしてから、少し休憩。あまりにも暑かったのでソフトクリームを食す。
それから、特別展示をしている食虫植物についての解説があるというので、それを聞きに行った。食虫植物といってもいろいろなパターンで虫を捕っていることなどがわかりやすく説明された。虫が飛び込んできて葉を閉じるものばかりだと思っていたが、葉に粘着させてそこで消化して栄養とするものなど興味深かった。