8月1日(日)
〔九寨溝  黄龍〕晴れのち曇り一時雨  黄龍泊


九寨溝入口(0857)−諾日朗瀑布・犀牛海・火花海・盆景灘−(1113)九寨溝入口−(1435)チベットの民家(1520)−(1610)ホテル


【朝の則】

 則の状態は相変わらず、というよりはっきり言って回復の見込みが全くない状態なので、朝食はもちろん食べるどころではない。で、順だけが朝食会場に行って、トーストとゆで卵だけをもらってきて食べた。ここのホテルはバイキング方式だったので助かった。これ以降はすべてみんなと一緒だったのでこうはいかなかった。
 さて、則だが、薬を多めに飲んでいるのだが、全く変わらない状態なので、今日の観光はやめにするかどうか悩んだのだけれど、何とかなりそうだというので、取り合えず出かけることにした。


【九寨溝】

 8時57分に入口へ着いた。今日は駐車場でバスを降りたので、、少し歩いて行った。昨日の写真入り切符をもらうだけだったので、入場の手続きは昨日に比べて格段と早く済んで、9時15分にはもうバスに乗り込んだ。則がぐったりしているので、今日もしっかりと左側の二人席。則がゆっくりしている分、順が素早く動いている。(右の写真、自分たちがどこにいるかを探すのにも苦労する写真。これでいいのかなぁ。)


<諾日朗瀑布>(0935〜1005)
 バスを降りて階段を下りていくと滝の所へ出た。昨日に比べれば規模は小さいようだが、それでも幅320m、落差60mもあり、日本の滝とは比べものにならないくらいの大きさは誇っており、見応えは十分にある。ここでも水しぶきが心地よかった。深呼吸して思いっきりマイナスイオンを吸い込んだ。
 その後はずっと木々に囲まれた遊歩走を歩く。ここはこれといって見るものがなく、森林浴のようなものだ。深呼吸しながら歩いていった。則はふらふらなので、なるべく遅れないように先頭を歩く。


<犀牛海>(1015〜1030)
 次の見学地。「さいのうみ」と読む。といっても日本風に言えばだが。穏やかな湖面に周りの山が映って落ち着いた気分になる所だ。もちろん水の色もきれいなのはいうまでもない。こんな所にもタンポポが咲いていた。

<トイレ>
 少し先にトイレがあった。これが何とバスの中。バスを改造して造ってある。トイレは水洗ではなく、ビニルカバーがしてあって、用を済ませるとそのビニルが下へずり落ちるようになっているので、いたって清潔だ。これなら水を使わなくてもいいので環境にもいいのかもしれない。
 もちろん、則はこの「Water-Free Sanitary Toilet」を利用した。


<火花海>(1033)〜<双龍海>(1045)
 火花というのは、日が差したときに湖面がきらきら光って、まるで火花が散っているように見える所から付いた名前らしい。あいにくとこの日は太陽が顔を出していなかったのでそういう現象にはお目にかかれなかったが、それでも緑がかった水と山は楽しめた。ただ、この辺りにくると、もう見慣れた光景になってしまって、新たな感動というものは生まれにくくなってしまっていた。

 そこから少しまた散策。双龍海という二つの湖に挟まれた木道を歩く。出口にリンゴがなっており、何人か食していたが、もちろん我が家は手を出さず。

<盆景灘>(1050〜1100)
 盆栽のようになっている景色なのでこういうのだそうだ。なるほど、川の流れの中にポツンポツンと残されている木の固まりはそう見えないこともない。
 ここを最後に出口へ向かい、11時13分には出口へ戻ってきた。


【昼食】

昼食は泊まっていたホテルに戻ってとる。則は何とかここまで頑張ったが、やはり食事は摂れず。


【黄龍へ】

 午後は移動時間。
 14時15分に川主寺を通過。ホテルでトイレ休憩。ここの高さも3000mあるのだというが、そんな感じはない。もう高さになれてきたのだろう。写真は川主寺の街角の風景から。


【チベットの民家】

 途中、民家に立ち寄る。高校生くらいの女の子が室内を案内してくれた。この家族は24人ということで、かなり裕福な家庭らしい。小さい男の子と女の子もいたが、おもしろいことに上下の関係がはっきりしていた。男の子はデジカメにかなり興味を示したので、妹を写させてやったら喜んでいた。左がその民家でかなり大きい。観光客がよく立ちよく立ち寄るのだろう。右が男の子が撮った妹の写真。この写真は印刷してガイドさんに渡し、今度この家に客を案内するときには渡してくれるよう依頼する。ガイドの陳さんはまじめそうな人だったから、たぶん望みは叶えてくれると思う。

 帰りに近くで酸素ボンベ(50元)を買った。いよいよ高山に入る。

【峠】

 峠越えをした(1535〜1540)が、お天気はよくなく、雨模様になってしまい遠くは見えずじまい。
 16時10分にホテルに着いた。


【ホテル】

 華龍山荘 3009号室 お湯の出る時間は20:30〜22:30
 周辺には高山植物が咲いているという事だったが、散歩に行く天気でもなし、元気もなしでおとなしく寝る事にする。
 抗生物質が見つかったので、則に飲ませて、軽い夕食をとる。
                    

【則裕 11,050歩・順子 9,625歩】