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2007年7月1日(日)
中禅寺湖畔【朝の湖畔散策】華厳の滝【落差約100メートル】(09:43〜10:40)日光金谷ホテル【明治6年創業の名ホテル】(11:15〜12:45)霧降高原 (13:15〜14:50)(15:15)東武日光駅(16:37)--【特急】(18:35)新宿駅

2−1 朝

  夕べ早かったので則は早くに目が覚めた。散歩に行こうというのを、順がぐずって結局6時頃に出かけた。といっても中禅寺湖畔に出ただけだが。
  庭を歩いていると大きな糞が転がっていた。人の物と同じくらいのだが、人がするわけもないし、そんなに大きな犬も見かけなかったし、何か動物が出るのだろうかという話になったが結論は出なかった。そんな庭を注意しながら湖畔へ出た。
  桟橋があって、ボートがつながれてあった。このホテルの持ち物で、申し込めば対岸まで連れて行ってくれる。その辺りをフラフラしたあと、庭へ戻って体操をした。まだ体は動くぞ。
  朝食はビュッフェ。一般客と同じ食材なので、結構いい物がそろっている。夕食よりもいいなあとはなしながら食べた。トマトが美味しかった。
  その後また竜頭の滝へ行った。
  その後部屋でのんびりした。出発は9時40分とゆっくりなのだが、温泉でもないので何もすることがない。ということで、みんなの集合もよく、予定より10分も早い出発となった。

2−2 華厳の滝 (0943〜1040)

   今日のバスは普通の大型観光バス。なので席はガラガラだったが、我々は一番前の席だったので、移動もせずにそこに陣取っていた。
 動き出してすぐに最初の目的地華厳の滝に着いた。朝早いせいか人はまばらだったが、店はしっかりと開いていた。
 まずエレベーターに乗って下りていった。思ったほどひんやりとはせず、長袖では暑いくらいだった。
 ここも水量が多く見事な景観だった。尚良いことには、人が少ないので、思うままに写真を撮れたことだ。子どもを引き連れてきたときのことなども思い出しながらしばし見とれていた。
 お土産には見る物がなかった。やはり移動教室などで訪れる子どもたちがターゲットのようで、キャラクター物のつまらない物しかなかった。
 上に戻ってもまだ時間がありすぎるほどあるので、観瀑台へ行った。昔はここから眺めていたのだが、下とはまた違った趣がある。が、ここもそう長居する所ではないので、お土産屋巡りをして時間をつぶすことにしたのだが、先と同じでお土産になるような物は全くなかった。
 バスへ戻ると、皆同じようで既に集合していた。

2−3 日光金谷ホテル (1115〜1245)

  食事の予約時間が1130からということでしばらく近くを散策して待つことになった。かなり由緒ある立派なホテルで、過去に訪れた著名な人のサインなども展示されていた。待つ間に行ったトイレも立派。思わず写真を撮ってきた。
 時間になったので食事へ行く。天井も和風にあつらえてある部屋だった。
 メニューはランチコース。メーンは牛肉と虹鱒のどちらかなのだが、我らは虹鱒だった。
 まずスープから始まるコースで、一つ一つ盛りつけをしてくれる、優雅な食事だ。虹鱒は大きすぎて、順は半分残してしまった。味的にあまり合わなかったせいもある。最後はコーヒーで締め。昨日の夕食よりよほどいい。
 途中で我らよりも大きな団体が入ってきて、フロアは殆ど埋め尽くされた。こんなホテルでも、こうして団体を受け入れることで成り立っているのだなと思った。歴史だけではやっていけないのだろう。
 出発時間まで、このホテルの土産屋でフラフラして、結局パンを買った。このホテルのパンはちょっと名の通ったもので、特にカレーパンが有名らしい。確かにパンは美味しくて、昼食のときにはお代わりをした。そんなことをしたのは我々だけだったようだが。買い込んだのはチーズパン。我が家用と他人用の二つを購入。

2−4 霧降高原 (1315〜1450)

 さあいよいよ一番のお楽しみの霧降高原へ。途中霧がかかって山の上の方が見えなくなった。「だから霧降という名が付いているんですよ。」とはガイドさん。その覚悟はしているがやはりきれいな空の下で見たい。その見たいと思っているニッコウキスゲだが、「一番咲いている所で五分咲き、他は二、三分咲きです。」と紹介する添乗員さん。昨日の戦場ヶ原ではあんなに咲いていたのだからと勝手に期待感を膨らませてバスを下りた。
 リフトは第4まであるのだが、4回使える券を買うとお得ということで我が家は当然それにした。まず第一リフトに乗ろうとその乗り場へ行くと、係員が上から見る方がいいと言ったのだが、もう来てしまったので、とそのまま乗り込んでまずは下へ行くことにした。
 足下にはニッコウキスゲが広がっていた。満開とは言えないが、これだけ咲いていればいいジャン、と眼下の景色を楽しんだ。リフトは思ったより長く、滞空時間を十分に楽しんだ。所によっては、ニッコウキスゲが足に当たってしまうので、要注意だった。
 下まで下りてからグルリと回り込んで、今度は上りに乗った。同じコースを戻るのだが、見え方が逆になるのでまた新たなコースを上っているようだった。同じコースでいい所は、撮影ポイントがわかることだ。二人でお互いに写しっこをした。
 これで2回件を使ったことになるはずだった。
 次に第三リフトへ行った。さっきよりも広い範囲に咲いていたので、これまたきれいだった。ここもリフトを降りてから戻るつもりでいたが、切符のハサミがまだ一つしか入れられてないので、このまま第4リフトにも乗ってしまおうということになった。
 ただ、この悪巧みのせいか、俄に霧が山を覆い、折角のニッコウキスゲが霞んでしまった。そのせいかすれ違う人は殆どいなかった。それでも写真は撮りまくった。山の頂上へ行くと、本当なら視界が広がるのだろうけど、全く何も見えなかった。そこへ、下から上ってきた登山者達と出会った。こんな中を気の毒に思ったが、好きな人はどんな条件でも楽しいのだろうと勝手に思った。 我々も一応記念写真を撮ってから下りることにした。少し下りるとラッキーなことに霧が晴れてきた。足下のニッコウキスゲも、向かいの山々もきれいに見えてきた。これは溜まらん、という世界だ。ただ、この辺りはまだキスゲが満開という状態ではなかったので、それは想像するしかなかったが。
 無事に第三リフトにも乗れて、結局4回券で6回も乗ってしまった。その分十分にこの高原を楽しんだ。来たかいがあった。

2−5 帰京

 全て見学が終わってバスに乗り込み東武日光駅へ着いた。帰りは直通で帰る。席も2号車9番C・Dと隣り合わせでとれた(当たり前か)。
 新宿18:35着。