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2007年9月22日(土)

新宿(0840)=<中央道・相模湖(1100)・初狩(1126〜1145)>=諏訪荻のや(1255〜1305)<安房トンネル> =松本IC(1342)=平湯(1450〜1520)=カントリーホテル高山(チェックイン1615〜1650) 飛騨古川(「飛騨牛ステーキ」の夕食/まつり見物(1725〜2050)カントリーホテル高山到着(21:30)
                                        宿泊:カントリーホテル高山[泊]

1−1 出発

 今回はまたバスの旅。3連休にバスで出かけるとは何と無茶なこと・・・という思いはあるが、きつね火まつりというお祭りに合わせると致し方ない。ちなみにきつね火まつりの概要はリンクをたどってください。
 出発は8時30分というまあ普通の時間なのでそうあわてることもなく家を出た。
 待ち合わせ場所に着くと丁度受付が始まったようで、むだな時間が無くて良かった。が、その行列がなかなか進まない。添乗員の手際が悪いなあと思っていたら、我々の前に並んでいたおじいさんが猛烈に文句を言っていた。
 この旅行会社は、必ず事前に連絡をしますというのが一つの約束のようになっているのだが、それがなかった点。これに関しては我が家も無い無いとおかしいと思って改めて日程を確認したりしていたので、一人参加のお年寄りは不安感を持ったのだと同感できる。次は服装の点。気楽なポロシャツ姿が気に入らなかったようで、ちゃんとスーツで来い、という苦情だった。が、これについては夏場は会社も認めているという説明をしていたが、確かにこれまでは夏場でもスーツ姿が殆どだった。
 これに関しては腹の虫が治まらなかったらしく、バスに乗り込んでからも文句を言っていた。言っていることは分かるがこうもしつこく言うのを聞くとこれから先のことが思いやられて嫌な気分になったが、その後は何事もなかったので、良かった。


1−2 道路

 道路は大渋滞。相模湖を通過したのが11時。ずっとバスに閉じこめられたままで、さすがに客からそろそろ休憩をと言う声が上がった。このバスは上野から来ているので、そういう人にとっては確かにつらいだろう。
 そこでようやく入ったのが、初狩。どうやら当初は釈迦堂を考えていたようだがその一つ前だった。狭い所だが、ひとまず休憩が取られたので一安心。
 ただこの混雑のせいで、諏訪で昼食の予定だったのだが、お弁当をに切り替えて先を急いだ。弁当に切り替える可能性は事前にアナウンスがあったので、誰も問題にはしなかった。このときは相当遅れていたので、異論は出なくて当たり前だろう。

1−3 ホテル着

 急いだせいで、予定より30分ほどの遅れで済んだというので、ホテルには寄らないで祭に行くという話になっていたが、一旦ホテルに立ち寄っていけることになった。
 時間としては30分ほどだったが、その間、則は風呂に入り、順は眠っていた。早々、今回のホテルはシングルが二つ、ということで別々の部屋だったのだ。




1−4 夕食

 夕食は飛騨古川へ行って、飛騨ステーキだ。
 きつね火まつりの準備をしている人たちが集まっている公園を横目に、店に着いた。
 飛騨牛は朴葉味噌の上に5切れほど乗せられていて焼きながら食べる。味噌の味が強すぎて、肝心の肉の味はあまりよくは分からなかった。ご飯は十穀米、やや硬めだが、そこが美味しい。
 満腹になった所でいよいよ見学に出た。

1−5 きつね火まつり

 食事が終わった者から見学に行くというので、すぐにさっきの公園へ行った。ここでは、誰にでも狐の化粧を施してくれる。我々は恥ずかしくて・・・しなかった。
 

1−5−1 行列 (1700〜)

  丁度出発する所だったので、真正面から見ることができた。列の始めは松明を持った青年のきつね。その後、二人の狐神、その後にもいろいろな役目の狐が続き、最後の方に、人力車に乗った狐の夫婦がいた。
 その後にも付き添いの狐の行列が続いていた。笛や太鼓に合わせてゆっくりゆっくりと進んで行く。ずっと見ていても同じ同じ動作なのだが、行く先々に先回りをして写真を撮った。
 途中古川駅前で円陣を組んで休んだことがあった。休憩かと思ったら、それも流れのうちに入っていて、突然2匹の蛇が現れて休んでいる狐たちを襲ってきたのだ。それを撃退してから再度の出発となった。
 そこで、我々はメイン会場へ行くことにして行列を追うことは止めにした。

1−5−2 狐の嫁入り (1900〜2040)

 メイン会場には、桟敷席が設けられていた。入口で引換券を渡し、自席に着く。きつねのお面とお札などがおみやげについていた。ただ平らな所にパイプ椅子を置いているだけなので、あまり見やすいとは言えないが、座っていられるだけいい。桟敷でない人たちはその周りに立ってみるようになっていてちょっと可愛そうな気もする。
 会場の照明が落とされ暗くなるといよいよ嫁入りの開始だ。
 この祭の下となった話に沿って進められる。出迎える新郎、しずしずと入ってくる新婦。めでたく巡り会って興もたけなわになった頃、大蛇が襲ってきた。みんなで苦労して追い払おうとしたが、なかなか決着が付かず、そこへ狐神も搭乗してめでたく退治できた。そして最後に大蛇も含めてみんなでこの地のために力を合わせようということで、めでたしめでたし。
 静かな行列でじっと耐えていた若者達がこのときにはかなり盛り上がる。今までの思いを発散させるように元気に踊りまくる。
 中でも楽曲隊の演奏の見事さと蛇の動きを担当する若者達の技術には感心した。他にもそれぞれの役の所での踊りはあり、かなり練習が大変だったろうなあと思わせるものもあった。
 いずれにしろ若者のエネルギーを沢山々々感じた祭だった。若い人たちの若いまつりだが、感動がそこにあった。

1−6 ホテル

 ほぼ予定通りにホテルに着いた。ホテルの1階がコンビニになっているので、そこで今夜のつまみと酒を買って部屋に戻った。