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2007年9月23日(日)
飛騨高山市内観光(0730〜1240)高山発(1307)=赤かぶの里(1350〜1420)=<中央道・松本IC(1548)・諏訪SA(1607〜0625)・釈迦堂(1730)・初狩(1750)・談合坂SA(1840〜1900)・石川(2020〜2035)>=新宿(2100)

2−1 朝

  朝食は7時からというので、順は6時30分に起きるつもりでいたのに、朝早い則にそれよりも早く起こされた。仕方なく則の部屋に集合して荷物の整理や今日のコースの打合せなどをした。
  7時少し前に朝食会場へ行くと、既に営業していたので、すぐに入って済ませた。

2−2 高山市内観光 (0730〜)

 今日は午前中はフリータイムなので、我が家は市内観光に行くことにした。初めてではないのであまり下調べもせずに自由に動くことにした。
 荷物はフロントで預かってくれるというので、出かける前にチェックインを済ませた。
  フラフラと陣屋前朝市へ向かって歩いていると、川越の「時の鐘」のような物があったので写真を撮っていると、通りがかった人がアレは火の見櫓だと教えてくれた。そしてそれは山桜神社の持ち物だとも教えてくれた。このいわれは、名馬山桜にちなむものでその説明の一例を示す
 ここは馬頭組という火消しの人形一式が道路沿いにがあった。

2−2−1 陣屋前朝市

 まず陣屋前朝市。ここは前にも来たことがあったのだが、則はそこが朝市だとは思っておらず陣屋前の土産物屋だと思っていたそうだ。認識を新たにして、朝市をぶらついた。早いせいもあって品揃いが豊富だった。そこで、威勢のいいおばちゃんの口車に乗って突き立て餅を3パック買った。1パック350円だからお得のはずが、他の店では、同じものを300円で売っていて調査不足を嘆いた。
 そこで、則がホテルの部屋に水を忘れてきたことに気付き、ホテルに電話して預かってもらうことにした。

2−2−2 古い町並み

 それから次に古い町並みをブラブラしながら宮川の朝市方面へ向かって歩いた。
 ここも朝早いせいで、まだ訪れる観光客は少なくゆっくりと観光することができた。それだけに、これまで気がつかなかった石の招き猫や、水車、軒下のお社などを見つけることができた。
 静かな中を歩いていると本当にこれが散歩なのだなあと思う。周りに目を配る余裕があって、発見も多いからだ。

2−2−3 宮川朝市

 ここはさすがに人が多かった。朝市は一大観光地になっているために、朝一番に訪れる人が多いせいだろう。人をかき分けながらもあちこちの店を覗いた。中で大きな長いカボチャが目を引いた。そこのおばさんがその特徴などを説明してくれた。次の店でも、栃の実に興味を持った順さんにおばちゃんが詳しく話してくれた。「ありがとう」といって離れても嫌な顔もしない。もう慣れっこという所だろうし、観光客とのこうした会話を楽しんでいるのかも知れない。
 そういうのは店のおばちゃんだけではなく、先の火の見櫓を教えてくれたおじちゃん、また、これから高山祭屋台会館へ向かっている順さんに話しかけてきたおばちゃんなどにも感じられた。皆、人優しい。

2−2−4 高山祭屋台会館

 桜山八幡宮境内にある屋台会館に行った。
 始めに神社の方を参拝した。それから820円払って会館へ行った。
 中には御輿と3台の屋台が飾られていた。なかなかゆっくりと見ることはできないので、改めて彫りや飾り、車の様子などを見た。祭ではカラクリにばかり目を奪われてこうしてじっくりと屋台を見ることはなかったので、こちらもかなり見応えのあるものだということが分かった。
 巫女さん姿の女の子が解説をしてくれていたが、我々は写真を撮るばかりで殆ど聞いていなかった。

2−2−5 桜山日光会館

 屋台会館の入場券で隣にある日光会館にも入れるというので、あまり期待もせずに入ってみた。入るとすぐに実物大の眠り猫があった。
 そこを抜けて中に入ると10分の一に縮小された日光東照宮の建物がずらりと並んでいた。
 以前東照宮を修理した宮大工がその図面を写し取ったのをもとに、飛騨の匠達が作成したのだそうだ。建物だけでなくそこに施された彫刻も本物と同様になされているとのこと。
 全体像が把握できるのと、本物ではなかなか見ることができない細部にまでわたって見ることができて、ある種、屋台会館よりもこちらの方が見応えを感じた。東照宮もすごい。

2−2−6 日下部民芸館

 それから集合場所のホテルへ戻りがてら、まずは日下部民芸館に入る。
 古い民家を開放しているのだが、まあ大きいこと。まずは2階へ上がると、古い民具が並んでいたが、その2階へ上がる階段に手すりではなく、ロープが着いていたことだ。これで急な階段も安心して上ることができる。
 ここではお茶と煎餅をサービスしてくれるので、有り難く頂戴した。

2−2−7 国分寺

 まだ時間があったので、駅近くまで来て国分寺へ行った。全国に建立された寺なので、あちこちに同じような名前の町がある。この国分寺は飛騨33か寺の第一番目の札所になっている。本堂の他に三重塔や大銀杏がある。特に大銀杏は半端じゃない大きさだった。乳根が見られるというので、乳のでないお母さん達の信仰を集めているそうだ。門の外には、六地蔵と共に、願いを聞いてくれるという「なでさるぼぼ」 があったので、欲張りな順は頭から足先まで撫でまくった。
 その後まだ時間があったので、食事をしようかと思ったがそれほどの時間もないので、団子を2本ずつ食べた。

2−3 帰路 (1307〜)

 オプションで高山美術館へ行った人たちとホテルで待ち合わせてからバスに乗って出発した。忘れていた水もホテルが冷やしておいてくれたので感謝。
 バスに乗ると早速、コンビニで買った弁当をつまみに昨日買い込んでおいた日本酒にありついた
 途中「赤かぶの里」(1350〜1420)で休憩をして一路中央道を飛ばす。
 諏訪SA(1607〜1625)までは順調に走ったが、やはり連休の影響がそこから先の道路は大混雑で、談合坂に到着したのは18時40分にもなっていた。実に5時間もかかっている。ここで20分ほど休憩を取って、更に2時間ほど走ってようやく新宿に着いた。
 順は殆ど眠っていたが、それでも十分に疲れた。やっぱり電車がいいーーー。