11月三連休京都奈良

大阪ホテル発(0740)--光明寺(0845~1000)--嵐山・嵯峨野(1100~1335)--高桐院(1410~1505)--南禅寺(1550~1640)--祇園(1700~1830)--永観堂(1903~2005)--大阪ホテル着(2200)

宿泊 : 三井ガーデンホテル大阪淀屋橋(連泊) 06-6223-1131

2-1 大阪ホテル発(0740)

kyoutonara09_0372.jpg 京都まで時間がかかる所にあるホテルなので、出発が早い。
 朝食は7時からなのだが、10分早く食べられると言うことで、その10分前にレストランへ行った。一番に入ったので、ゆっくりと食べることが出来たが、そう広い場所ではないので、長い行列がずっと続いていた。
 その後、部屋に戻ってすぐに出発。と思いきや、定刻になっても全員が揃わない。まだ、部屋でのんびりしていた人がいたからだ。まったくもう。
 それから道を間違えながらも、そう時間を取ることもなく京都に到着した。


2-2 光明寺(0845~1000)

kyoutonara09_0429.jpg 逆に早く着きすぎて、まだ観光時間にはなっていなかった。が、既に行列が出来ていた。その殆どが団体、というよりクラツーが多かった。
 しばらくその列に並んでようやく中に入った。
 ここは紅葉のトンネルというのが売り物。が、それは最後に残しておいて、まずは、目の前の石段を歩いて行く。その両側も紅葉だ。なかなかのもので、写真を撮りながら進んだ。ちょうど見頃の時期のようだ。


kyoutonara09_0508.jpg 外側だけ見るのかと思っていたが、御影堂から中に入れるので、靴を脱いで入ってみた。ご本尊にお参りをしてから廊下を伝って釈迦堂へ行くと、信楽庭(しんぎょうてい)が広がっている。この白州にある大きな3つの岩は弥陀三尊の姿だそうだ。よく手入れの行き届いた庭で、紅葉のように心躍ることはないが、逆にしばらく見ていると心落ち着く庭だ。
 見終えて玄関から外へ出る。と、そこからはお土産屋さんのエリアとなる。お土産と言っても飾る物よりは地元の特産物の販売だ。それらの試食も出来るようになっていた。
kyoutonara09_0516.jpg そこを抜けてようやく紅葉の参道にでる。薬医門辺りからその名の通りに真っ赤に紅葉した木々が見られるようになった。ただそれが全体に渡っているわけではないので「さいこう~」とまではいかないが、それでも見応え十分だ。惜しむらくは空が曇っていることと人が多すぎることで、望むような写真はなかなか撮れなかった。それでも何とか綺麗な所を集中的に写した。ここは、紅葉だけではなく、青葉の季節も美しいということだから、次はそんな時期に訪れてみたい。


2-3 嵐山・嵯峨野(1100~1335)

kyoutonara09_0595.jpg 駐車するのは渡月橋の所と聞いたので、またものすごく混むのだろうなと思っていたが、運転手さんが地元の運転手さんに抜け道を聞いたとかで、スムーズに着くことができた。いつもの道は相変わらずすごい混雑だったので、正解だ。
 バスを降りてから団体写真を撮り、その後自由時間となった。オプションの昼食を頼んだ人はこれから食事だ。当然我が家は頼んでいないので、すぐに観光へ向かった。
 本当は大河内山荘を目指すつもりだったのだが、またもやjunがいい加減な道案内をして目的地には着かず、仕方ないので天竜寺に向かった。


2-3-1 天竜寺

kyoutonara09_0671.jpg 天竜寺はもう何度目になるのかわからないほど訪れている。勿論紅葉の時期にも、そうでないときにも。そんなに何度も来るのは、junが気に入っている所だからだ。
 いつもは庭だけなのだが、入場料が100円しか違わないので、たまには中にも入ろうかということでそちらのコースを選んだ。


kyoutonara09_0698.jpg 庫裏を通って大方丈へ回り、庭を見る。嵐山を借景とした夢窓国師作の曹源池庭園がいつものように静かに紅葉を写していた。風もないので、嵐山が綺麗に池に映っていた。
 それにしても3連休はやはりいつもよりも人が多くて、背伸びするようにその姿を求めた。疲れもあったので、廊下でしばし座って休養を取ったりもした。


kyoutonara09_0620.jpg グルリと回って広間から外を見ると、ちょうど天井と開いた襖が額縁のようになって、一寸芸術的な雰囲気を醸し出していた。 


kyoutonara09_0707.jpg それから庭へ出た。池がすぐ目の前に見えて、カメラの前に立つ人もいないので、こちらの方が紅葉の景色を楽しめた。山の方へ回ることはせず、北門へと抜けた。


2-3-2 常寂光寺

kyoutonara09_0759.jpg 北門を抜けるとすぐに大河内山荘に出た。初めにここへ来ればきっと入ったのだろうが、入場料が高いこともあって、もういいやと言うことで止めて、常寂光寺へ行った。途中,両側に広がる竹の道はいつもなら静かな雰囲気で趣があるのだが、今回は人・人・人でぶつからないように歩くのがやっとだった。
 そうしてようやく到着した常寂光寺。ここも何度も訪れている。紅葉の時期だけでも3,4回目になるのではないだろうか。何度訪れても飽きが来ない、それほどここの紅葉は見事な物だ。


kyoutonara09_0769.jpg 仁王門をくぐった辺りからそれは始まっている。石段の両側が綺麗に紅葉していた。また、木の下には苔が広がり、そこへ散った紅葉の葉が何とも素晴らしい光景を繰り広げている。
 階段を上って行くと境内も紅葉一色。いつもながらの赤が美しい。その中にある銀杏の黄色がまたいい色合いを付け加えている。
 十分に赤を堪能して、時間もあるのでここから集合場所へ戻ることにした。


2-3-3 集合場所へ

kyoutonara09_0801.jpg 結構疲れが出ていたので、落柿舎は遠目に見るだけで立ち寄らなかった。名前の通りに柿の木が実を付けていた。
 そこから渡月橋の方へ向かったのだが、人がすごいの一言に尽きる。ぶつからないように歩くのがやっとだ。そんな中に、どうやらコロッケのようなものを食べて歩いている人をたくさん目にした。食べたいね、と言うことで店を探した。めでたくゲット。1個80円也。なるほどこの値段なら気軽に買うはずだ。


2-4 高桐院(1410~1505)

kyoutonara09_0829.jpg 大徳寺の塔頭の一つ。バスを降りてから他の塔頭の間を抜けて少し行くようになる。
 ここは細川家の菩提寺で、歴代君主の墓の他にかのガラシャ夫人の墓もあった。
 が、今回はそれよりも紅葉が目的だ。それに違わず、ここの紅葉も素晴らしかった。それも上の方に見る紅葉だけではなく根元の苔とのコントラストが美しい。それがここの売り物にもなっている。


kyoutonara09_0871.jpg サンダルに履き替えて庭に出ることも出来るようになっている。飛び石の上を歩くようになっているので、大勢の人が来ると動けなくなってしまうような狭い道だが、そこはこのスリッパの風で調整しているのか?。
 グルリと一回りして紅葉を堪能した。この頃から雨が落ちてきた。予報通りの天気になった。


2-5 南禅院(1550~1640)

kyoutonara09_0981.jpg 平安神宮を横目に見ながら、南禅寺に着いた。
 やはりすごい人出で、とても山門に上がる時間など無い。そこで、そこを迂回するようにして、今回は南禅寺ではなく南禅院の方へ行った。ここの庭も素晴らしいのだ。
 亀山天皇の離宮であった所で、後に法王となってから寄付して禅寺となった。作庭はやはり夢窓国師によるもので、天竜寺、苔寺と共に、京都三名勝史跡庭園になっている。


kyoutonara09_0993.jpg ここは南禅寺発祥の地とされるが、南禅寺ほど名が売れれていないために、それほどの人ではなく、ゆっくりと紅葉を鑑賞することが出来た。池の周りを一回りして、それを楽しんだ。
 ただ生憎と雨脚がひどくなってきたので、早々とバスに戻った。


2-6 祇園(1700~1830)

kyoutonara09_1024.jpg ここの自由時間は、夕食のため。オプションを頼んだ人は添乗員さんと一緒にその店に行ったのだが、後で聞くと駐車場(知恩院前)から20分近く歩いたとのこと。バスに戻ってくるのも時間に間に合わないくらいの所だったようで、何人かがブーブー言っていた。お天気なら祇園という街を鑑賞しながら歩けたのだろうが、この雨では大変だったのだろう。
 勿論我が家は自由。向かった先は餃子の王将。本場物を食べてみようと予め調べておいた店へ行った。noriによると行列が出来ているということだったが、雨のせいかすぐに入ることが出来た。いつものように餃子とアルコールだけで済ませた。


2-7 永観堂(1903~2005)

kyoutonara09_1031.jpg 本日最後の観光はやはりライトアップされた永観堂。ここは、紅葉の永観堂と称されるだけのことはあって、素晴らしい。
 見返り阿弥陀には目もくれずにひたすら紅葉を楽しんだ。お堂に入るのに長い行列が出来ていたこともある。


kyoutonara09_1098.jpg 赤い上着の我が家は見事な紅の中に埋もれてしまいそうだ。人は多かったが、これでも傘を差しながらの観光なので、いつもよりは少ないのではないだろうか。
 止まりたい所では止まって写真を撮ったりする事が出来た。


2-8 大阪ホテル着(2200)

kyoutonara09_1200.jpg 京都から2時間もかかってようやくホテル着。高速に入るまで1時間もかかってしまったからだ。京都の町は相変わらず走りにくい。
 下のコンビニでアルコールとつまみを仕入れて、小宴会をしてから昨日より少し早目に就寝。