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2006年7月16日(日) |
白馬八方温泉ホテル発---徒歩---八方バスターミナル(0943)---花三昧バス---(0956)五竜エスカルプラザ---五竜山野草園:ガイド付き(1010〜1210)---昼食(1210〜1240)---山野草園自由散策(1245〜1400)---五竜エスカルプラザ(1445)---花三昧バス---足湯(1525〜1600) 宿泊:ホテルヴァイサーホフ八平(泊) |
2−1 朝朝から雨。それもかなりひどい。梅雨前線がちょうどかかっているようで大雨警報やら洪水警報やらが軒並み出ている。八方へ行く予定だったのだがこれでは無理ということで、五竜の山野草園へ行くことにした。朝風呂に入ってからゆっくりの出発となった。 |
2−2 五竜山野草園ちょうど花三昧の時期なのでそれ用のシャトルバスが出ている。それもバスセンターからという足場の良さだ。1日乗り放題のバス券で400円。勿論それを利用。それに乗って、エスカルプラザへ行く。ここも2度目。1度目の時も雨だった。 バスを降りていくとちょうどガイドツアーが出るというのでこれ幸いと申し込む。 |
2−2−1 テレキャビンテレキャビンに乗ってまずは山頂へ。周りは何も見えない。テレキャビンを降りると、長靴と傘を貸し出していた。我々はそれ用の靴を履いていたので、傘だけ借りることにした。大きい方がぬれなくていいだろうと判断したからだ。それほどにひどい降りになってきていた。 |
2−2−2 リフト下レストラン前へ行くが、今回も何も見えない。見えないながらに、説明を聞く。もし見えたらこれらの山々が見えますという、以前と同じ説明をむなしく聞いた。代わりにミヤマオダマキやゴゼンタチバナなどの花を見た。それからリフトまで少し歩く。この道の両側は整備されていて、ノハナショウブやノウゴウイチゴ、クリンソウなどがきれいに咲いていた。ノウゴウイチゴはちょうど食べ頃ということで、どうぞ食べてくださいと進めるので食してみたが酸っぱい。 |
2−2−3 リフトで2人乗りのリフトへ、順さんはガイドさんと乗り、則は1人で乗り込んだ。順はガイドさんに花や明日の予定などいろいろな話をしていた。時折花の名前を教えてくれるのだが、動いているのでよく確認ができないままで惜しい。ただ、花のようにきれいな紫色のチョウチョはムラサキシジミチョウだという。本当に花と見間違う美しさだった。 |
2−2−4 アルプス平自然遊歩道まずは上の方の遊歩道へ行くことになった。ここは自然のままに残されている所で、植物には一切手をかけていない。ただ木道は整備されている。今日は雨がひどくてその木道は滑って怖いので、一足一足慎重に歩を進めた。雨に濡れて花は下を向いたりしていたが、それでも、ニッコウキスゲやシシウド、オオバギボウシ、ミネウスユキソウなど見つけては教えてくれた。木道を上っていくこと10分ほどで地蔵の頭についた。そこでもう上りは終わりだと聞いてホッとした。ここでも、本来ならこんなに山が見えますという案内板がむなしく置いてあった。 そこから下っていくと、残雪があり、そこに湿原が出現していてミズバショウが可憐な花を咲かせていた。ここのは小さい。それから今を盛りとして咲いているのだウラジロヨウラク(裏白瓔珞)。ドウダンツツジに似ているのだが、葉っぱの裏が白っぽくなっているところからこういう名が付いたのだそうだ。ワタスゲも雨に打たれて可愛そうなくらい身を縮めて立っていた。 地蔵の沼へ着くと、周りにはニッコウキスゲがたくさん咲いていた。群落というほどではないがきれいだった。沼には白い泡状の固まりがあり、もしかしたらモリアオガエル? またしばらく行くと次の湿原にはザゼンソウがたくさん咲いていた。が、こちらはあまりきれいではなかった。もう終わりなのだろう。近くにはショウジョウバカマも咲いていたがこれも終わりに近い。 |
2−2−5 五竜アルプス山野草園グルッと一回りしてリフト乗降場へ戻るとこれからは整備された山野草園。リフトへ乗らずに遊歩道を歩いて下へ降りていくことにした。今はコマクサが見頃だと聞いて期待した。確かにコマクサはたくさん咲いていた。ピンク色をしたもの、真っ赤なもの、中には真っ白なのも見られた。が、群生ではなく一つ一つの固まりとしてポツンポツンと咲いているので、ちょっと寂しい感じがした。が、数的にはかなり多い。これからどんどん増えて、地面を覆うようになったら見事だろう。 他にも行者ニンニクの花を初めて見た。イワギキョウも地に這うように頑張って咲いていた。 |
2−3 昼食一回りしてガイドさんはここまで。ちょうど今日はコマクサ祭りなので、先着様に五竜鍋の振る舞いがあったのだが、残念ながら間に合わず品切れ。仕方ないので自前で昼食を摂ることにした。といってもうどんしかないので、ビールを1本つけた。と、抽選会が始まったので、すぐに並ぶ。順は外れてしまったが、則はA賞があたり、ジャコウソウの苗をもらった。何と則が当たり第一号だったので、周りから拍手と歓声をもらった。 |
2−4 再び花を見に一休みしてからまた花を見るためにリフトに乗った。躊躇するようなひどい降りだったのだが、先ほどのガイド付きでは思うように写真が撮れなかったので強行することにした。同じ道を歩いていくので同じ花しか見あたらないが、それでもゆっくりと自分のペースで写真が撮れるので、いろんな角度から楽しんで写せた。新しい発見は余りなかったが、タニウツギやイブキジャコウソウ、ホソバヒナウスユキ、チングルマなどさっきはいい加減に見ていた物を今回はじっくりと写した。勿論コマクサも。 下の山野草園には花の名札がたくさん並んでいるのだが、今咲いていないものもあるので、目の前の花と名札が混乱してよく分からないのも結構ある。こまめに、咲いている花の名札だけにしてくれると有り難いのだが。 |
2−5 下へ時折、傘をたたむこともあったが、結局ずっと雨の中。諦めて下へ降りる。テレキャビンを降りた辺りには、シモツケソウやカライトソウ、ヤナギランなどが咲いていた。上ではまだ咲き始めてもいなかったものだ。上と下とではこんなにも気温が違うのだそうだ。バスを待つ間、650円也の白玉あずきソフトを食べた。大満足。 |
2−6 また足湯へ一旦ホテルへ戻り、荷物をいてからまた足湯へ行った。今回も誰もいなかった。前回と違うところは、我らの手にはアルコールとつまみがあることだ。徐々に客がやってきたが、一向意に介せず宴会を続けた。 |
2−7 夕食昨日が和食だったので、今夜は洋食。どんなものだろうと期待していったら、まずはオードブルの大きな皿が置かれていた。その後、スープやおかゆ、肉が順番に出てきた。これも家庭での量程度なので、ビール1本。味はよいが、我々にはちょっと物足りない量だった。ということで、部屋に戻って宴会。雨脚は一向に収まる気配を見せていないが、もし止んだら明日は八方へ行こうという話をしながら眠りについた。 |
Copyright ©2006 Junko Honkawa & Norihiro Honkawa. |