1-1 出発
東京駅の電光掲示板 113号は満席状態だった 今回は3連休を利用しての旅だが、則が膝を痛めていると言うこともあって、温泉地での保養にした。
探す段階で、のんびりしすぎたせいもあって、なかなかいいのが見つからなかったのだが、何とかひなびた温泉地を見つけて予約を入れた。すっかりその気になっていたところへ、旅行会社の手違いで既に満杯。ということで、今回の土湯温泉行きになった。
そのせいで、行きも帰りもこちらの希望を入れて新幹線の座席を確保してくれた。これは、申し込み時間外の時刻でかなりの優遇になっている。つまり全く無駄のない時間をとれたのだ。
大変申し訳ないということで、1日目の夕食時にお酒を付けてくれるというおまけまでついた。
なのに、届いた切符は全く違う時刻の新幹線だった。すぐに連絡をして取り替えてもらったが、この旅行会社にしては珍しいミスが続いたものだ。
1-4 宿
宿は日本旅館。たくさんある土湯温泉の中の「観山荘」という宿だ。
ロビーには大きなこけしが3体並べられていた。その他にも、こけしの着物や帯など、こけし模様に溢れていた。
1-4-1 温泉
一番大きなこけしは我々よりも大きく、天井につきそうな大きさだ。 すぐに手続きをして部屋に通された。少しのんびりしてから、着がえて早速お風呂に行った。今回の目的は、入浴なのだからとにかく入る。
お風呂はアルカリの泉質で、さらっとしている。始めなので、たっぷりと時間をかけて体を温めた。早い時間だったので、それほど人もおらずのんびりと入ることができた。
そのあと、少し部屋で休んでから、ロビーの奥にある「足湯」に入った。湯の温度はぬるくてこれまでの足湯のイメージとは違っていたが、ロビーの中ということで、湿気のこともあって多分そう熱くはできないのだろうと話し合った。
2回目は食事前に入ることにした。団体等もあって今日は満室だというので、6時からのお風呂は多分皆食事へ行ってすいているだろうと考えたからだ。が、意外や意外。お風呂には沢山のスリッパが並んでいた。止めようか、と言っていると、丁度出てきたおじいさんが、「大丈夫、それほど混んでないから」と言うので、入ることにした。
確かにそれほどではなかった。今夜の風呂は、男よりも女の方が大きかった。
1-5 夜
夕食の後、もう一度風呂に入った。アルコールの後は入浴禁止なのだが、アルコール分を少しとばして寝ることにしたのだ。
布団にはいるとすぐに熟睡して、でも夜中に二人とも目を覚ましてゴロゴロする時間ができてしまった。