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2008年2月9日(土) |
東京(0820)【新幹線 やまびこ45号4号車17DE】(1128)北上(1140)--- (1240)横手(1400)--- (1530)ホテル(1645)--- (1720)真山神社(2010)--- (2040)ホテル 宿泊 : サンルーラル大潟 526号室 |
1−1 出発今年国内初の旅行は雪の北国へ。今年は予想以上に雪が多く、連日大雪の知らせが聞こえてくる。気後れがしたが、既に予約してしまっているので、覚悟しての出発となった。東京でもその数日前に珍しく雪が降ったので、まあ、幾分か体慣らしができた。 |
1−2 新幹線今回の旅は、某社の「おまつり大好き倶楽部」というメンバーの旅で、総勢16名。東京駅にはいつものメンバーが何人もいて、既に親しげな話で盛り上がっていた。添乗員は今回からこのこの倶楽部担当となった人だが、もちろん添乗自体が初めてと言うわけではなく、かなりベテランの方のようだった。 新幹線は、DE席なのでゆったりと飲んだりできる。ラッキー。 |
1−3 横手北上で新幹線を降りてからバスで横手へ向かった。もう既に周りは雪景色。確かに今年は雪が多いのだそうだが、幸いなことに、昨日は吹雪いていた空模様が、この日は晴天に変わっていた。 横手ではかまくら祭の準備が始められていた。ということで、本来はここを通過するはずだったのだが、急遽予定が変更されて、ここで昼食と観光で時間をつぶすことになった。 我々は、まず近くの食堂で昼食を摂ってから、かまくらの中を歩いた。といっても、まだ作成途中なので、雪の塊(カマクラの形)はできているのだが、穴は開いていなくて、かまくらと言える物ではなかった。 そこで、近くの「かまくら館」へ行って、かまくら体験をした。 |
1−4 ホテル途中、ワカサギ釣りができるほど凍った八郎潟残存湖を見ながらホテルへは早めに到着。といってもゆっくりと風呂に入ったりはできない。出かける用意(防寒対策)をしてすぐに夕食会場へ行く。昼食が遅かったのでお腹はそうすいてはいなかったが、豪華に並べられた食事を目の前にすると残すのは罪悪であるとばかりに全部食べた。これから見物があるので、お酒が飲めないのが残念だった。 |
1−5 真山神社「なまはげ柴灯まつり」バスは順調に走って見覚えのある駐車場へと着いた。ここへは2003年に来たことがあるのだ。まだ記憶に残っている道を神社へと向かった。積もった雪が踏みしめられて滑りやすくなっているので、バスを降りる前につけたカンジキが大いに役に立った。 階段を上って境内に入ると、既に人だかりができていた。 |
1−5−1 湯の舞・ちん釜祭 17:50〜 広場入口我々はなまはげが降りてくる参道の方へいたので、この行事については、場内放送される事で想像するに留まった。わずかに巫女さんが舞っているのが、上に捧げた鈴から分かった。 |
1−5−2 なまはげ入魂 18:05〜 参道入口我々の注目は、やはりこれ。人々の注目もここに集中している。真っ白になった参道の階段下に宮司さんが現れ、ようやくその時が来た。やがてケデを身にまとった若者が10人くらい階段を下りてきた。そこで、神の入った面を宮司から授かり、その面を付けてなまはげと化し、山へ帰っていく。彼らが今夜の主役なのだ。しばらく、境内は主役のいない場となってしまう。 |
1−5−3 なまはげ再現 18:15〜 神楽殿主役が戻ってくるまでの場つなぎとして、まず神楽殿で、なまはげ再現という物が行われる。なまはげという行事はどのように行われるのかがわかるように、劇で再現している。民家をなまはげが訪れ、そこで家主と問答をしたり、家中を暴れ回って子どもにお説教をしたりという様子が見て取れるようになっている。が、残念ながら、すごい人だかりで、わずかに前列の人の間から漏れるようにしか見て取ることはできなかった。 |
1−5−4 里のなまはげ勢揃い 神楽殿引き続きそこでは、里のなまはげ勢揃いというのが行われた。なまはげというのは地区によって様々な形態があるということで、その紹介をしていく。本当にいろいろな種類のなまはげがいた。お面の形や色、手に持つ物など、その地区独特のものだという。 |
1−5−5 なまはげ太鼓 18:40〜 神楽殿更にそこでは、なまはげ太鼓の競演が行われる。「なまはげ」が勇壮に太鼓を打ち鳴らすのだが、そろそろ飽きてきたのと寒さで、その場を離れてたき火の近くへ行った。太鼓の音は大きく響き渡っているので、そこにいても十分に聞こえた。 |
1−5−6 なまはげ踊り 19:00〜 広場すると、係員が来て会場の整理を始めた。運良くというか我々がいた所がこのなまはげ踊りのメーン会場になるらしい。ようやく運が向いてきたか。登場したなまはげは2匹。なまはげは鬼なのでこう数えるのだという。赤鬼と青鬼のなまはげは、まずは写真撮影のポーズを取って観光客にサービスをした後、踊った。あんまりうまいとはいえない踊りだが、まあ、なまはげだから仕方ないだろうと大目に見てあげよう。 |
1−5−7 なまはげ下山・献餅 19:05〜 広場→参道入口いよいよ主役の登場となる、なまはげ下山。これは前回の記憶があったので、参道階段の下ではなく広場の方で待っていた。やがて松明を手にしたなまはげ登場。これがクライマックスになる。 峰を回るようにして広場へ降りてきたなまはげ達は、たき火の周りを旋回するように回り始める。人々はなまはげに触って、なまはげのケデを奪い取る。身についたケデはとっても御利益がないと言われているのに、皆無理矢理にむしり取っているので、既に酒の入っているなまはげさんは大変だ。 そのあと、参道下で献餅が行われる。<神に献ずる護摩餅を、神の使者なまはげに進ずる儀式で、柴灯火で焼かれた餅には神力が宿り、神官の捧げる護摩餅には、なまはげは容易に触れる事が出来ません。ようやく護摩餅を手にしたなまはげは神(山)の下へ帰って行きます(祭解説による)。> これは既に大勢の人だかりができていたので、我々は近寄ることもできずに、場内放送を聞いて様子を想像して終わり。 |
1−5−8 まめまき 19:30〜 神楽殿それが終わると豆まきが行われる。ばらばらの豆をまくので、我々は拾う気にもならず遠目に見ているだけだ。 |
1−5−9 運の餅抽選会 19:35〜 神楽殿それから、運の餅抽選会。境内に入るときにもらった抽選券での抽選会になる。前回は紙くずだったが、果たして今回は?と、淡い期待感を持って放送に聞き入る。ここの抽選は、ナンバーを読み上げられたときにすぐに反応しないとキャンセルとなってしまうので、気が抜けない。が、やはりゴミになってしまった。 |
1−5−10 柴灯護摩餅くばり 19:35〜 社殿脇抽選会と同じ時刻から、柴灯護摩餅くばりが始まったので、混み合う前にまず順がこちらへ来て、餅をもらった。その後交代して則がもらった。 一口大に小さく切ってあるので、すぐに口に入れたがけっこう固かった。周りが黒くなっているのは、柴灯火で焼かれたためのススだ。でも、それをススだと言ってはいけない。神聖な神様の火で焼いた物なのだから。それで護摩餅という。 |
1−5−11 全て終わってなまはげとの記念撮影やなまはげ太鼓など最後の余韻を楽しむようなことが行われていたが、我々は御神酒をいただく列に並んだ。おいしかった。それからバスに戻ってホテルへ向かう。 |
1−6 ホテル サンルーラル大潟 526号室ホテルは何とベッドが3つもあるゆったりした部屋だ。そこに夜食としておむすびが二つずつ用意されていた。何という心使い。体が冷えていたので、すぐに入浴した。ここには温泉が2カ所あるので、その両方に入った。要するに温泉のはしごだ。 体が十分に温まったので、軽く飲んでから寝た。 |
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