2010年3月6日(土) 雨
1-1 出発
天気予報は全く良くない。箱根へ行くときはいつもこれだ。それでも、予約してあるので、中止というわけにも行かず、重い気持ちで出かける。ただ、荷物は予め送ってあるので、その面では軽い。
ロマンスカーは先頭車両の前の方。が、天気が良くないので、展望は期待できない。そのうちに雨も本降りになってしまった。他にやることもないので、社販でビールを購入。その後うとうとしている間に箱根へ着いた。
箱根湯本の駅は、ここしばらくずうっと工事中だったのだが、ようやく終わったようですっきりしていた。これで、あちこち振り回されないで済む。
そこからバスに乗ったが、やはりケーブルカーにしようと途中の宮ノ下で乗り換えた。雨は完全に本降り状態。
強羅で昼食をと思ったが、いつもの店が混んでいたので諦めて先を急ぐことにした。雨もますますひどくなってきたので、美術館巡りをすることにした。
1-2 箱根美術館
ケーブルカーの公園上駅で下車。駅の目の前が箱根美術館。ここには初めて来た。
荷物をロッカーに預けて身軽になり、まず庭の方へ行った。苔庭というのだが、養生中と言うことで、わらで覆われていて見る事はできなかった。が、なかなか風情があるように思えた。巨岩の庭があったりして、季節もお天気も良ければ、ゆっくりと楽しめるのかもしれないが、今日は残念ながら大雨。寒さに震える中の散歩だった。
その後、建物に入って展示物を見た。ここには焼き物が集められていた。日本各地の焼き物が並べられていた。年代的のも様々なものがあった。解説によると皆それなりの価値のある物なのだろうが、一番興味を引かれたのは縄文土器や埴輪だった。特にその大きさに圧倒された。
1-4 成川美術館
元箱根に来たのは成川美術館へ行くことにしたからだが、まずは腹ごしらえということで、成川美術館近くのレストランへ入った。ここもサービス券で5パーセント引きになる。
その後エスカレーターに乗って美術館へ行った。
日本画が展示されている。一つ一つの作品はなかなか見応えのある物ばかりだった。が、展示数が少ないので、すぐに終わってしまった。
ただ、ここには展望ラウンジというのがあって、それが売り物の一つになっている。大きなガラス窓があって、そこから富士山を一望できるという物だ。ただ、残念ながら目の前は真っ白でうっすらと芦ノ湖が見える程度だった。しかしながら、その水墨画のような芦ノ湖の風景が何かおかしい。junが直ぐに気がついた。二社有る遊覧船が、まったく動いていない。
元箱根から海賊船に乗るつもりだったのだが、全く動いている様子が見られず不安を抱えながら乗船場に急いだ。
1-5 海賊船
乗船場の前にいるバス会社の人に尋ねると、濃霧のため船はここからは出ていないということだった。しかも、あと15分後には最終便が出るというので、元箱根まで急遽バスで移動した。こんなことは初めてだった。
どうやら濃霧のための安全策として、海賊船は一方からしか運航していないということらしい(すれ違いによる衝突を避けている?)。しかも我々がギリギリで乗ることが出来た3時のが最終便になるということで、そのせいか、満席状態だった、ようやくのこと、外のベンチにどうにか座ることが出来た。
相変わらず中国の人も多く、こんな悪条件の中で気の毒に思った。日本のもっと美しい姿を見せてあげたかった。
ここで、スタンプが4つ揃ったので、商品のエコバッグをゲット。フリーパスの特典としてこのシーズン行っているもので、箱根の要所に置いてあるスタンプを4つ以上ゲットするといただけるという物だ。昨年は何も得点がなかっただけに、たわいのないものでもうれしかった。
1-6 ホテル <ホテル大箱根 360号室>
桃源台からバスでホテルへ向かった。
バス停まで迎えに来てくれるというので、有り難い。
このホテルはゴルフ場併設のプリンス系のホテル。ゴルフ客が多いのだろう、殆どが自家用車で来ているようで、我々のように迎えを頼む人はいないらしく、バスを下りると既にホテルの車が待っていてくれた。
今日は満室ということで、夕食も予約制。7時30分を頼んで、部屋へ案内してもらった。
部屋は360号。広い部屋でゆっくり出来そうだ。
夕食まで時間が3時間以上もあったので、早速風呂へ行った。フロント棟と宿泊棟が別棟なので、風呂までは浴衣でよいということだ。ここは姥子温泉になる。無色無臭のさっぱりしたお湯だ。入浴すると、暖かさはかなり持続した。入浴中の人は少なくてゆったり出来た。タオルもそのほかの備品も完璧に揃っていた。
その後、売店でお酒やお土産を購入した。予約した旅行会社の特典で、商品は全て1割引になる。これも有り難いサービスだ。
部屋で一寸いっぱいやって休んでいると、7時を少し回った頃にレストランから準備が出来たと連絡があった。確かにレストランは人でいっぱいだった。
メニューは洋食のコース。メーンは魚か肉。例によって一つずつ注文。ワインは赤。なかなか洒落た内容だった。
部屋に戻って更に一杯と思ったが、そのまま寝てしまった。