平成22年3月7日(日)

2010年3月7日(日) 雨

2-1 ホテル

 朝から雨。今日も一日降り続く。
 noriは朝一番に風呂に行って、また写真を撮ってくる。誰もいなかった。
 朝食は7時30分からのバイキングということだったが、7時過ぎにはもう開いていたので、窓際に席を取って外を眺めながら食事を摂った。食べ終わる頃には、かなりの人数が朝食会場を埋めていた。
 身支度を調えてから、バス停まで送ってもらった。

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2-2 星の王子様ミュージアム

 9時から開館というのに、少し前に着いてしまったので、受付の前でしばらく待った。丁度時間に開いたので、2館共通券を購入した。これだとかなり安くなる。これも特典の一つ。
 傘を差さないと行けないのだが、備え付けの物があるのでそれを借りることにした。洋風の建物を見ながら進んでいくと、星の王子様がいた。他にもお話に出てくる人物像などが並んでいたが、何しろ雨がザーザー落ちてくるので、写真どころではなかった。
 教会を一寸覗いたあと、展示室へ入った。入るとすぐに星の王子様の作者のサンテグジュペリの乗っていたという飛行機のミニチュアがあった。それから映写室へ行くと彼についての解説ビデオが流されていた。そこで大まかに彼についての知識を入れてから、展示室の方へ行くと、更に詳しく解説がなされていた。豊富な写真資料で、彼の業績が説明されていた。ここまで徹底しているとは思ってもいなかっただけに、いささかその物量に圧倒された。
 星の王子様ミュージアムというよりもサンテグジュペリミュージアムといった方がいいような気がした。
 彼の作品のそれぞれについて、内容の説明や背景などの解説がもっと欲しかった。具体的な絵やもしくは人形のような物があればもっといいのに。

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2-3 ポーラ美術館

 ここは2度目になる。前回良かったので、また来たのだ。スタンプカードをもらっていたのだが、見当たらずまた新しいのをもらった。今度はなくさずに持っておこうと思う。ここには9500点が収蔵されているということだ。
 今回の特別展は、「ボナールの庭、マティスの室内」。今日までの展示になる。
 前回もそうだが、テーマがしっかりとしていて、内容もそれに即した作品が見事に陳列されている。元になる作品数が充実しているからこそ出来る事なのだろうと感心する。解説のガイドレシーバーを借りた。
 第一、第二と進んでいくうちに疲れて、二人とも椅子を見るとすぐに座って休み休みの鑑賞だった。
 今回もいい内容だった。(最初のマティスの絵はパンフレットより)

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2-4 湿生花園前のグレイン

 まだ休業中の湿生花園へ行く。バスの運転手さんが「まだやってませんよ。」といってくれたが、我々の目的は湿性花園ではなく、そこにあるレストランでの昼食にある。
 グレインというレストランだ。これで3度目になる。
 今日のメニューは、junはいつもの豚のカツレツ。noriは本日の魚料理。今日は鯛の燻製焼き。両方とも美味しかった。特に魚の方は美味しくて、帰りにnoriは作り方を教えてもらっていた。

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2-5 御殿場アウトレット

 そこから向かったのは御殿場のアウトレット。初めてのところだ。アウトレットというとアメリカのが好印象だったので、そのつもりで行ってみたかった。
 すごい人だった。お天気が良ければきっともっとたくさんの人であふれていたのだろう。まずインフォメーションに行って割引券をゲット。これもフリーパスの特典だ。
 まずは、子供服売り場へ行く。一番の目的はそれにある。桃子の洋服を購入するのだ。「プチ・バトー」のものが欲しいというその母親の希望に応えようと、始めにそこへ行った。が、驚いた。高い、高すぎる。これがアウトレット?と思えるほど。目の玉が飛び出るとはこういうことか。品物の前にいるとすぐに店員が来て進める。適当にあしらうとまたすぐに違う店員が来る。それを何度か繰り返してようやく二点だけ購入することにした。特典の割引券を使う。
 それから「GAP」へ行く。ここは手頃な値段だったので、複数点購入。やはりこういう感じがないとアウトレット気分になれない。ただし、ここは割引券が使えない。
 最後は「オシュコシュ・ビゴッシュ」。ここも手頃なのがたくさんあった。ここも割引券を使う。
 それらを宅配便で送り出してから、自分たちのを買うためにGAPへ行き、数点購入。他にnoriの靴も欲しかったのだが、サイズと値段で折り合う物が無く今回は見送り。
 結局桃子のばかり買い込んだ感じだ。少しは母親のも買ってあげなければと思いながら、大人のはなかなか難しくて二の足を踏んでしまう。そのうち一緒に来られるようになったら本人に選ばせるのがいいだろう。
 それにしても日本のアウトレットは割引率が低い。半額にならないし、中には正札のままのさえ有る。アメリカでの経験からすれば、もう少し何とかならぬものかと思った。

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2-6 ホテルへの道中

 アウトレットに5時までいてバスで戻った。ちらほら白い物が混じってるね、なんて思っていたら、乙女峠の辺りに来ると本降りの雪で、既に周りは真っ白になっていた。かなり前からこちらの方は雪だったようだ。
 そのせいだろう、スリップした車が道路をふさいでしまって、バスはしばらく立ち往生。どうなることかと思ったが、多分事故車の人か何かが自発的に交通整理をしてくれて、どうにかそこを抜けて来ることが出来た。少し走ると、救急車とすれ違った。大きな怪我でなければよいが。
 バスを乗り継がねばならず、途中仙石で降りた。仙石のバス停は何もないので、仙石営業所まで歩き始めたら、後ろからバスがやってきた。慌てて走ってようやく乗り継ぐことが出来た。
 バス停からは、またホテルから迎えに来てもらった。

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2-7 ホテル

 フロントで、夕食の予約をしてから宅急便の送り状と1000円の金券をもらった。この金券は、連泊客が室内の掃除を辞退するともらえる物だ。シーツ交換などしてもらうよりこの方がよいので、我が家はそちらにした。地球を大切になどと書いてあることがよくあるが、結局ホテルのもうけになっている。1000円では安いとも思うが、こうして折半にする方がづっと気が利いている。
 夕食は、連泊というのに昨日と同じだというので、代えてもらった。いくら昨日の内容が良かったとは言っても、同じものではたまらない。我が家の考えとしては当然違うと思っていたのだが、念のためnoriが確認したのがよかった。これまでホテルや旅館に何度も連泊したことはあるが、そんなことはなかったのでおかしな感じがした。
 部屋へ戻るとすぐに風呂へ行った。1日雨の中にいたのでかなりからだが冷えた。
 しっかり暖まってから、夕食まで時間があったので、少し横になった。
 今日はレストランが空いているというので、時間になったら自分たちで行く。メニューは、どう変わったのかわからないが、昨日はあった品書きというのがなかったから、変則的なのかもしれない。ただ、内容は悪くはなかった。むしろ、オードブルなどが充実していて酒飲みには良かった。今日は白ワインにした。
 レストランは昨日とは打って変わってガラガラ状態で、どうやら我々が最後の客らしく、最後の料理が運ばれた辺りから、翌日の準備に取りかかっていた。
 部屋へ戻ってからはすることもなく、直ぐにベッドに入った。

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