2010年3月8日(月) 曇り
3-1 ホテル
 朝起きると外は雪一色で、綺麗だった。
 二人とも同じ頃に目覚めたので、朝風呂に行った。大きいガラス窓の向こうに見える雪景色は、特にjunは初めての体験だったのである種の感動だった。ただ、今日もこの中を歩かなければならないのかと思うと気は重いが。
 フロントで箱根園まで送ってもらうようにお願いをした。朝食は、やはり客が少ないからか、定刻にならないと開きそうもないので、外へ出て写真を撮ったりして開くのを待った。
 今日も窓際の席。そこからの景色も綺麗だった。朝食はこの日もバイキングだ。洋食系と和食系があるので、内容的には満足。昨日和食だったので、今日は洋食の方にした。
 売店も昨日は早い開店だったが、今日はやはり定刻でないと開きそうにないので、一旦部屋に戻った。
 今日はこんな天気なので、10時に出るという箱根園行きのシャトルを利用することにした。それまで部屋でゆっくりした。そのあと、売店の開店時刻になったので、昨日もらった金券を使うために買い物をした。それを段ボールに入れて、宅急便として送り出した。
 ようやく10時になったので、シャトルに乗せてもらってホテルを出発した。といっても二人だけなのだが、ここはこうして二人でも送り迎えしてくれるので、大いに有り難い。
3-2 箱根園水族館
 箱根園へ来た目的は、駒ヶ岳ロープウェイに乗ることだ。これまで2度ほどチャレンジして叶わなかった。が、やはり今回も駄目なようだ。天気予報では昼頃から太陽がでるはずなのだが、それに淡い期待を持ってここへ来たのだ。
 とりあえず、水族館へ入って待つことにした。小さな水族館だが、水が綺麗で見やすく、魚も元気の泳ぎまくっており、それなりに楽しめた。客に見せる工夫も良くなされていると思った。それこそ赤や黄色など色とりどりの魚が泳いでいて綺麗だった。
 魚眼レンズで覗けるところなど特に面白かった。
 11時からバイカルアザラシのショーがあるというのでそちらへ移動した。バイカル湖だけに棲む唯一の淡水アザラシ。
 跳んだりはねたり大きな動きはなかったが、手を振る様が可愛かった。1頭だけタオルを頭に乗せて入浴スタイルのがいて面白かった。これがここのマスコットにもなっている。
 その後、泳ぎ回るアザラシや巨大魚などのコーナーを見て外へ出た。この時点でも分厚い雲が空を覆っていたので、ロープウェイは諦めてバスで桃源台へ向かった。
3-3 大涌谷
 桃源台からとりあえず大涌谷へ行くことにした。
 ロープウェイにはしっかりと10人近くも乗せられた。こんなことは初めてだ。これまでは並んでいてもせいぜい4人程度だったのに。後ろにどっと団体が来たせいかな。それにしてもこの天候なのに観光客が多い。
 乗っても周りの景色はうっすらとしか見えない。大涌谷へ着く頃には駅さえも見えないほど見通しが悪くなった。それでも黒たまごを買おうと言うことで降りた。
 こんなに前が見えないのは、前々回のやはり雨の中以来だ。そのときはたまごを買うということもなくすぐにすごすご引き返したのだが、今回たまごだけは買おうということにした。junはすぐ近くの店のつもりだったのだが、noriはやはり作っている所までいって買いたいというので、そちらへ向かった。たまごは空中輸送するので、別にロープウェイ駅のそばで買っても変わらないのだが。
 しかしこの選択は良かった。途中の木々の枝に雪が付いている様子が何ともいえず見事だった。その中には雪ではなく凍っている物もあって、何といえばいいのだろう。氷の花。樹氷。きらきらしてとても見応えがある。二人とも初めて見た物なので、どんどん足が進む。
 そして目的地に到着。早速卵にかぶりつく。何ということのない普通のゆで卵なのだが、すごい売れ行きだ。
 帰り際に見た遠くの木々はまるで桜のようだった。
 それからまたロープウェイに乗って桃源台に戻った。今度は昼食のためだ。
3-4 海賊船
 桃源台のレストランで昼食を摂っているときに一瞬青空が見えた。そこで、急いで食事を済ませて海賊船に乗ることにした。折良く、2時に出航するのがあった。これも臨時便だった。今日も天気の影響でダイヤが乱れているようだ。
 他にすることもなかったし、もしかしたら、という気もあったからだ。
 今回の海賊船も満席だった。中には空いている席はなく、甲板へ出たのだが、あまりにも寒いので、中に入って仕方なく立っていた。普段はこんなに寒くはないので、甲板にいることが殆どだったのだが、いつもこんなに混んでいたのだろうか。この時期でこの混雑なら、営業的には大成功しているということになる。
 箱根園へ着いたら、またもやエコバッグをゲット。本当は一人1部しかスタンプ用紙をもらえないのだが、我が家は、申し込みの時と書類を送ってくれたときとで合計4部を手に入れていた。
 結局、靄は晴れず、仕方が無いので箱根湯本へ戻ることにした。

表紙
2010年3月6日
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