2010年6月6日(日)
2-1 夜中
深夜の一時頃に姪からメールが入る。彼女の父、すなわち私にとって義理の弟が昨日入院したのだが、その報告のメールだった。
何度かやりとりをしているうちに二人とも目が冴えてしまってそれからしばらくは寝付くことが出来なかった。それでもいつの間にかウトウトしたらしく、外が明ける頃に目を覚ました。
2-4 駒ヶ岳
それならということで、駒ヶ岳へ行ってみることにした。これまでにも何度かここのロープウェイに乗ろうとしたのだが、風が強くて中止とか、曇っていて見えないとか言って一度も乗ったことがない。今日はチャンスとばかりに乗り込んだ。晴れていたら見えるであろう富士山の姿が切符になっていた。
期待をしながら上って行くと,芦ノ湖がきれいに見えた。が、振り返って富士山の方を見ると、うっすらとかすかに見えていたが、すぐに消えてしまった。今日も期待は出来そうもない。
上へ着いても全く見る事は出来なかった。仕方なく箱根元宮へお参りに行った。そこが駒ヶ岳の頂上になる。
中では丁度祝詞を上げていたところだったので、その声に合わせてお祈りをした。しかし、その頃からこの辺りは雲に覆われ、霧も発生して、真っ白な世界へと変身してしまった。山の天気は変わりやすいというのはこういうことかと改めて感じ入った。
2-5 箱根神社
下へ下りてから箱根神社へ行くバスに乗った。案内所の人は元箱根まで行ってから神社へ行くようにとの道を教えてくれたが、バスの運転手さんは、神社上で降りて行く方がよいと教えてくれたので、そうすることにした。
バス停から少し戻って鳥居の所へ来ると、シャクナゲが綺麗に咲いていた。
そこで何枚か写真を撮ってから鳥居をくぐった。すぐに下り坂になっていて、まずは奥津城があった。苔むしていてかなり古い物のようだ。
そこから少し進むとヒメシャラの林が見られた。といっても道沿いにあるのでなく奥まっているので、ややわかりにくい。
更に下って箱根神社に着いた。かなり古い神社で所々崩れている。修理まで手が回らないようだ。が、結構参拝客は来ていた。お参りをするのに列を作って並ばなければいけないほどだ。
そこからまたずっと下って神社の入口へ着いた。確かに正面から入るのには元箱根まで行った方がよいけれど、歩くのが楽なのは、上からだった。
2-7 湿生花園
もうすっかりお馴染みの湿生花園。今回はブルーポピーが咲いているというので楽しみにしていた。入口を入ると鮮やかなアジサイが並んでいた。実際にはまだ早いのだが、栽培して開花させた物だろう。
中に入るとまずウスユキソウやコマクサが見られた。そしてブルーポピー。確かに沢山花を咲かせていた。が、やはり自然界で見た本物と比べると色の鮮やかさと言い立っている勢いと言い、ややがっかりの部分もあった。が、日本でこれだけ咲いているのを見るのは初めてのことだから、栽培が難しいのだろう。
その後面白かったのは、「アミメヘイシソウ」という食虫植物。毒々しい花の色といってしまえばそうかも知れないが、よく工夫していると感心させられた。
綺麗だったのは、「カザグルマ」という木の花。テッセンと同じ仲間だと思える花の形をしていた。
ニッコウキスゲやイブキトラノオ、アヤメ、クリンソウ、ハマナスなどは群生していた。
2-8 強羅公園
湿生花園を出てから次は強羅公園へ向かう。
ここはフリーパスがあると、なんと無料ではいることができる。前回は雨の中で、また雪が残っている季節ということもあってみるものは温室のクリスマスローズのみだったが、今回は、バラ園のバラがきれいに咲きそろっていて見頃だった。たくさんの種類がそろっていたので、それぞれ気に入ったバラを写真に収めた。
それから温室ではアジサイ展が開かれていたので、中に入った。アジサイというと皆同じようなものかと思っていたら、初めて見るような種類のものがたくさんあった。色もそうだし、花の付き方が違っているのもみられた。
続いて熱帯館もみて歩いて上強羅の駅へ向かった。前回は雨の中、ものすごく歩いた記憶があったのだが、今回はあっという間についてしまった。駅の様子も違っていた。ということは、前回は道を間違えて隣の駅まで行ってしまったようだ。
そこからケーブルカーで一駅、強羅へはすぐに着いた。
2-9 宿舎
そこからホテルへも5分程度で着く。いい場所にある。ここも昨日泊まったホテルの系列で、ほぼ同じシステムで同じような料金だ。
今回の部屋は完全和室。布団の上げ下ろしも自分たちでやる。が、部屋は広くて気持ちがいいので、十分だ。
いつものように夕食の前に温泉に入った。ここのPHは6、7。同じ箱根でも違うのは源泉の違いか?noriはこちらの湯の方が気に入ったようだった。湯船の広さは昨日の方があったように思う。また露天もなかった。
夕食はやはり6時からだ。レストランにはいるとまずは日本酒をゲット。希望したのがなかったので、同じ値段のものにした。次の客はこれすらなかったから、あまり酒類の販売は積極的ではないのかもしれない。
いい心持ちになって、部屋に戻るとすぐに就寝。