3、9月23日(木)
起床(0200)インスルブック・ホテル発(0804)アルプバッハ(0900~1000)ドイツ国通過(1050頃~1138)ザルツブルク着(1104)昼食(1215~1315)ザルツブルク散策(1125~1735)夕食(1800~1850)ザルツブルク・ホテル着(1915) ホテル:アレーナシティ 112号室
3-1 朝
起床(0200)散策(0625~0650)朝食(0655)インスルブック・ホテル発(0804)
朝に例によってだいぶ前に目をさましてしまい、いろいろやっていたが、数独も日記もいい加減に飽きたので、早朝の散歩を久しぶりにした。と言ってもだいぶ外は暗く、ウズラほどの鳥が草むらにたむろしているのがシルエットで見えるばかりであった。川沿いまで行って引き返すと、行きにシルエットだけだった教会が少し明るくなって光を得て綺麗に見えた。
教会の正面に回ると、ローマ神殿風のファサードで、狛犬ともスフィンクスとも見える獣で守られていた。ホテルに戻ってくると、添乗員さんが外に出ていて、朝日に照らされ始めた山の標高などを解説してくれた。
部屋に戻り、荷物を出して、食事に向かった。食事もまだ始まったばかりで、夕食のようにいくつもの団体でごった返していた。我々もアメリカ人とおぼしき団体と共通の場所でのビュッフェスタイルだったが、それプラス少しだけ暖かいものがあった。
今日も最初に食べ終わって、紅茶のティーバックをくすねて朝食場所を後にした。部屋に戻って、窓から外を見ていると、教会に隣接している学校へ行く子供たちのちょうど登校時刻だった。
それから最後の身支度をしてロビーに降りた。
8時を数分回ったところで、ほぼ予定通りに出発。
3-3 アルプバッハ(0900~1000)
まるでスイスにいるようですねえ、と添乗員さんは盛んに言うが、スイスにはそれなりの良さがあるが、ここはあくまでもオーストリア。オーストリアに失礼だろう。
木造の家々にはベランダがあり、綺麗に花で飾られている。ペチュニアやベゴニアがおおい。これらは虫よけになるそうだ。日本のに比べて花が大きく色が鮮やかなのは、気温の寒暖差の大きさと紫外線の強さによるとか。僕は調べたんですと添乗員さんの得意げな一言。確かに一つ一つの花が大きく見える。日本にいるときにはそれほどきれいとは思わなかったのだが、noriでなくても、家でも育てようか、という気になる。
更に山の方へ近づいていくと、広い草原では放牧が行われている。そこできれいな空気を腹一杯吸い込んで、戻る。
途中の教会に寄る。お墓がきれいに花で飾られていた。それらの墓には写真が飾られ、故人を大事にしている様子がうかがえた。教会の中にも入った。質素な教会だった。
それからスーパーへ行って、飲み物とアイスを買って一息ついた。
3-5 ザルツブルク着(1204)昼食(1215~1315)
サラダ、ビーフグラッシュ(牛の煮込み)、デザート
ザルツブルクに到着。バスを降りてまずは昼食会場へ向かう。その途中の広場で、朝市をやっていた。豊富な野菜やパンなどの店が沢山並んでいた。こういう所をゆっくり見て歩きたいと思ったが、そんな時間はない。
入り口に日の丸が掲げられていた。ということは日本人御用達といった店か。なるほど、テーブルに着くと、日本語のメニューがあった。生ビール(3、2€)と小麦ビール(3、5€)を頼む。生ビールはふつうの味、小麦は軽い感じで、どちらかというと発泡酒のような味に近いかな。
本日のメニューは、サラダ、ビーフグラッシュ(牛の煮込み)、デザート。まあ、どうと言うことのない味だ。
3-6-1 ミラベル宮殿と庭園
ちょうどバラの花が見頃を迎えていて、それだけでも綺麗だったが、空の色が真っ青なので、一段と冴え渡って見えた。
バラ園を前にした建物が、ミラベル宮殿。1606年に大司教ヴォルフ・ディートリヒが建てたもの。昼間は市庁舎,図書館として、また結婚式場としても使われる。夜には、コンサート会場となる。
少しフリータイムとなったので、ペガサスの泉へ行き写真を撮る。インスブルックのガイドさんが言っていたものだ。が、殆どの人は、庭園の噴水の方へいってしまった。
ミラベル庭園は、バロック建築家フィッシャー・フォン・エアララッハの設計で、神話と伝説を題材にしており、庭園内にはギリシアとローマの神々の像が並んでいる。
が、我々の関心は、綺麗に手入れされた庭と遠くに見えるホーエンザルツブルク城に向けられていた。
ようやくガイドさんと合流できた。今回も日本人だ。
その人によると、先週はずっと雨降りで、8月26日には初雪も降ったそうだ。今日は朝も9度くらいしか無くて寒かったそうだが、日中は26になるとの予報で、皆さん良かったですねと言うことだ。しかも昨日からビール祭りも始まっているという。これは是非味わってみたいと密かに胸躍らせた。
早速に映画「サウンドオブミュージック」の舞台となった所ですという紹介があった。この街でこの映画が撮影されてから45年にもなるのに、未だにそういわれるほどこの映画は印象に残る名作だと言うことなのだろう。
子供たちは、マリアがカーテンで作った民族衣装を着て、この噴水の周りを回ったり横にある菩提樹の並木道でドレミの歌を歌っていましたね、と言われてjunは古い記憶をたどるのに精一杯だった。ただ、ドレミの歌すべてがここを舞台にしたものではなく、うまくつなぎ合わせた物だそうだ。最後がここだったことには間違いなさそうだ。
ちなみに、ガイドさんは集合場所になった噴水の周りと言っていたが、いくつかの資料によるとその噴水はペガサスの噴水のようだ。
中央の噴水の横には、1841年創立のモーツァルテウムがある。アマデウス・モーツァルトの没後50年を記念して造られた。モーツァルテウム とは、およそ「モーツァルトを記念した建物」「モーツァルトの集う所」という意味である。
1914年に音楽院となり、今は音楽と舞台芸術のための総合芸術大学になっている。日本からの学生もいるそうだ。
その反対側にはマリオネット劇場がある。どうやらここもその文化があるらしい。
3-6-2 新市街散策
それだけ聞いて、宮殿とは反対側の出口から出て、新市街の散策が始まった。