4、9月24日(金)
起床(0430)ザルツブルク・ホテル発(0804)モントゼー湖(0830~0930)ザンクトギルゲン(0953~1055)昼食(1150~1255)ハルシュタット(1300~1420)グラーツ(1730~1905)グラーツ・ホテル着(1940)夕食(2015)就寝(2300頃)
ホテル:コートヤード・グラーツ・バイ・マリオット 207号室
4-3-2 教区教会
中央にはやはり教会があった。黄色の教会は、あの「サウンドオブミュージック」の結婚式の場面に出てくるそうだ。ここでもこの映画だ。
ドアが開いていたので中に入った。この教会が最初に建てられたのは11世紀頃と言われているが、15世紀にゴシック様式に建て替えられ、火事で焼け落ちたために1800年代に現在のように再建された。そのため、ゴシック様式の造りにバロック様式の内装や彫刻が混在した。内部は、複数の祭壇が並んでいて、豪華な装飾だ。柱や枠取りがピンクというのは珍しかった。
この前の広場も、敷石が素晴らしい。模様になっていた。
その後、インフォメーションセンターに寄って地図をもらった。
4-7-2 ハルシュタット散策(1300~1420)
レストランを出ると古い家が見られた。紀元前1000~500年頃に豊富な岩塩を求めて移住してきたと思われるケルト民族。その名残がこれらの家の造りなどに残っている。フランスのオンフールという町と同じ民族なので、木の家、木の教会などがあると説明されて、去年そこへ行った、ということを思い出した。確かに木の教会を見た。
それらが16世紀の頃から石の文化へと変わっていったそうだが、まだまだ木造の家は沢山残っている。
黄葉し始めた山の木々の美しさに見とれていると、断崖の家々が見られるようになった。
なんてすごいところに家を建てたのだろう。断崖にへばりつくように家が並んでいる。どうやってあそこまで行くのだろう、毎日大変だろう、と思ったが、その前にどうやってあんな所に家を建てられたのだろうと,その驚きの方が強くなった。道に面している木造の家を見てもその木の太さは半端じゃないほどのものだ。
これらの家々も窓は綺麗に花で飾られている。大変さだけじゃない、生活に余裕すら感じさせるものがある。
しばらく行くとここにも舟屋が見られた。こちらの方が整然と並んでいる。水のそばにいる人の考えはどうやら世界が違っても同じらしい。
教会の所まで行ってフリータイムとなった。
この町には二つの教会がある。プロテスタントとカトリックだ。道沿いにあるのがプロテスタント。シンプルな造りだ。
4-7-3 船 (1400~1410)
晴天の中、2番乗り場から乗船。外国の人も多かったので、満席にならないか心配したが、思ったよりも席数が多く、2階へ行くことができた。
船が出航すると、湖から先ほどの断崖にへばりつく家々の全貌が見える。下から見上げるのとは全く違った景色に、感動が一段と大きくなった。10分ほどの短いクルーズだったが、これをしないとここへ来た意味が半減するくらいの眺めを堪能した。
船を下りて駐車場の有料トイレに行く。ドアにコインを入れると開く仕組みになっているので、前の人がドアを閉めないうちに交代すればOK、とは言われていたが、実際にどうしようか迷っていると、出てきた外国の人がドアを開けたまま、「プリーズ」と言ってくれたので、ただで使わせてもらった。次の人にも同じようにしてあげた。