9、5月14日(土)
起床(0430)朝の散歩1(0525~0650)朝食(0700~)朝の散歩2(0825~0840)ブダペストホテル発(0900)イシュトバーン教会(0909~0945)王宮(1030~)マーチャシュー教会(1107~1125)漁夫の砦(~1145)土産物店(~1205)昼食(1250~1415)西洋美術館(1430~1703)英雄広場(~1720)地下鉄(1725~)スーパー(~1830)ブダペストホテル着(1850)
9c 自由散策
9-12 昼食(1250~1415)
さてさて昼食はグンデルにて。ガイドブックなどによると”最高級レストラン、グンデル”などと紹介されているレストランだ。ジーパンなどで大丈夫なの?と心配しながら行ったが、我々と他にはやはり日本の団体と後は数組だけだったから、内情はかなり厳しいのかも、と思ってしまった。
メニューは、フォアグラカルテットとデザート・パラチンタ。実はjunはフォアグラは大っ嫌いなので、まあ、見るだけというつもりで行ったのだ。
フォアグラカルテットは冷たいのが3つ、温かいのが1つ、計4つが盛られていた。これが前菜。メーンは魚、そしてデザートがパラチンタ。
まず、フォアグラを食べる。緑色の野菜がのっているのが温かいもので、そこから左回りにまず、トリュフがのっているもの、ブドウがのっているもの、プレーンで塩がのっているものとなっている。
温かいものはもろレバーという感じ。
トリュフは、甘みがあり美味しい。口当たりはバターっぽい。ブドウのせは、アンダーが柑橘系。やや酸味がある。プレーンは、燻製っぽい。あまり癖はないが、味もあまりない。ソースを絡めて食べる。
結局なんだかんだ言っていたjunは,こんな感想を持ちながら完食。
メーンの魚料理は殆ど印象にない。
最後はデザートのパラチンタ。ナッツとラムレーズンをくるんだクレープのチョコレートソースがけ。ここが本場だそうで、ここから全国へ広まっていったものだ。ここの見せ場は、ブランデーが混じったチョコレートソースに火を付けた状態でかけてくれること。junはその時丁度トイレに行ってしまって見逃すというチョンボをしてしまった。
9-13 西洋美術館(1430~1703)
フリータイムの午後はどうしようか考えていたときに、ガイドブックでこの美術館のことを知った。
ここはヨーロッパ絵画の傑作を集めた美術館で、レンブラント、ブリューゲル、ルーベンスなどのフランドル絵画、ベラスケス、ゴヤ、エル・グレコなどのスペイン絵画、レオナルド・ダビンチ、ラファエロ、ティツィアーノ、ティントレット、ジョルジョーネなどのイタリア絵画、ドラクロア、モネ、マネ、セザンヌ、ゴーギャン、ルノワールなどのフランス絵画等そうそうたるメンバーの作品が並んでいるというのだ。特にエル・グレコ作品は充実しているとのこと。
もともとはエステルハージ家のコレクションをべースに収集されたもので、エジプト、ギリシャ・ローマのものもある。
もうこれはここに行くしか無いだろうということで、2人の意見が一致、見学となった。
入り口で入場券と共にカメラ券を購入。バッグはクロークに預けるように言われたので、無料で身軽になった。もっともいくらか払うべきだったのか、もしそうで無くてもチップくらいは出すべきだったのか、分からぬまま。
次に館内案内書がないかインフォメーションで聞いてみると、ほんとに簡単な1枚の紙をくれた。これでは分かりづらいので、先に作品の載っている図録を買おうとショップに行ったが、なかった。日本語のではなく現地語でもよかったのだが、そういうものは一切なかった。
美術館だろう、そのくらい置いておけ・・・と悪態をつきたい気持ちだったが、仕方ないので、事前に調べてきたものと簡単なパンフレットを片手に、館内をウロウロと歩き回った。
各部屋には日本と同じように係員がいた。作品が見つからないときにこの人に聞くとよく分かった。自分で分からなければ他の人に聞いて教えてくれる、時にはそこまで連れて行ってくれるという親切さだった。単なる部屋番ではなかった。
今丁度ここの作品はパリに運ばれているようで、是非見たいと思っていた何点かの作品はそちらへ行ってしまっていて、教えてくれた係の人も気の毒そうに肩をすぼめていた。
また、その作品が上の階にあるときには、親切にエレベーターを使わせてくれた。これは奥まった所にあって係員が付き添って動かすので、勝手に乗ることは考えられない。
また、かなり奥まったところにも展示室があった。行っていいのかどうか不安になるような入り口だった。よく分からないが近代の特別展か?あまり人もいなかった。
全ての作品に会えなかったのは残念だったが、こういう人たちに会えたのはいい思い出にもなった。皆いい人だった。
9-13-1 確認しながら見られた作品
ロートレック「Prostitutes Around a Dinner」、ロダン「Etermal Spring」「Jean-Paul Laurens」、ゴーギャン「タヒチの女」「Winter Landscape」、モネ「花咲くリンゴの木」「The Harbour at Trouville」「Three Fishing Boats」、ピサロ「ボン・ヌフ橋」、ゴヤ「The Knife Grinder」「Portrait」、ヴェラスケス「テーブルの農夫」「王女マルガリータ」、ブリューゲル(The Elder)「洗礼者ヨハネの説教」「この後のゴルゴダの丘も同作者ではないか?」、ブリューゲル(The Younger)「The Blind Huedy-Gurdy Player」「ナグダラのマリア」エル・グレコ「オリーブ山のキリスト」「誠意剥奪」「聖杯と天使」「受胎告知」「マグダラのマリア」「聖母子と聖アンナ」、レオナルド・ダ・ビンチ「聖母像」ティツィアーノ「聖母子とパウロ」
9-13-2 見られなかった作品
ラファエロ「若い男の肖像」「聖母子と天使」、マネ「portrait of Duvai」、ゴヤ「水を運ぶ女性」、ルノワール「少女の肖像」、以上の作品はパリ行きを確認した。他に調べていった中でクラナッハ、ルーベンス、セザンヌなどが、見つからなかった。
9-15 地下鉄(1723~1740)
帰りはホテル近くの広場まで地下鉄が行っているのでそれで帰ることにした。ユーラシア大陸で一番古い地下鉄なのだから乗る価値はある。というより、ロンドンには遅れたが、実質近代地下鉄の祖とも言うべき地下鉄であり、これもブダペスト歴史地区の世界遺産にもちろん含まれるが、これだけ取り出して世界遺産にしてもよい物件だ。
階段を下る。浅いところに造ってあるのですぐにホームに出る。天井も低い。
改札の機械の所には係員がいて見ていた。機械に切符を入れると一部がカットされた。こことホームの間に仕切りがない。つまり改札口はないので自由に行き来できる感じだ。
電車の本数はかなり多い。1本やり過ごしてもすぐに次のが来る。中央線並みだ。
ガイドさんに、「古い部分が残っていますから、電車に乗らなくても行く価値がありますよ」と言われたが、なるほど、そうかも知れない。
数えられなかったが、車両数はそう多くはないようだ。車輌は古いと言うことを聞いていたが、汚くはなかった。ドイツのように落書きなどなく、気持ちよく乗れた。1輌は小さい。座席も小さい。
少し歩こうかと一つ手前の停留所で降りて、駅員に「くさり橋」(英語でチェインブリッジといったが通じなかった)へ行くにはこちらでいいのかどうか聞いてみたのだが、通じなかった。地図を示すと、まぁめんどくさかったのかも知れないが、まぁこっちで大丈夫だというような仕草をしてくれた。
仕方ないので、見当を付けて上へ出た。
9-17 ブダペストホテル着(1850)
この日は夕食はないが、食べに出ず部屋でゆっくり過ごす。